以前から気になっていたハロウィンクラブという名前のカニさん🦀

 

どうにかして入手できないかと探していたところ、たまたまヤフオクに標本が出品されていたので即決で落札しました。

 

 

 

 

 

そして届いたのがこちら↓

残念ながら脚が2本折れていました。

でもこの程度なら修復可能なので大丈夫です👍

 

 

 

 

 

ということで折れた脚を接続。

 

 

 

 

 

ポーズがイマイチだったので整え直します。

ちょこっとだけ微調整するつもりだったのですが、2時間もかかってしまいました💦

 

 

 

 

 

修正終了。

修正前と見比べるとグッと良くなったのではないでしょうか。

 

 

 

 

十分に乾燥させたら、次は塗装です。

まずは脚とハサミを白く下塗り。

 

 

 

 

 

続いて脚の部分を塗装。

先端にいくにつれて色が薄くなるようにグラデーションをかけてみたのですが、この微妙なこだわりが伝わるでしょうか?

 

 

 

 

 

甲羅の部分を塗装するとそれらしい姿になってきました。

 

 

 

 

 

ハサミを塗って塗装終了。

なかなかいい感じに塗れたのではないでしょうか。

完成までもう少しです。

 

 

 

 

 

絵の具を十分に乾燥させたら、耐光性のある塗料で表面をコーティングします。

本来ならこれで完成なのですが、このカニは陸上で生活しているので表面はこんなにツヤツヤしていません。

表面が乾いた質感を再現するために、最後にもうひと手間、艶消し塗装を施します。

 

 

 

 

艶消し塗装を施して完・・・

ん?

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ~!!!

最終コーティングに艶消しのラッカーを吹いたら、表面がひび割れてしまいました。

 

何時間もかけて作り上げてきた苦労が全て水の泡に・・・。

最後の最後で失敗とかマジで凹みます😭

 

 

艶消しラッカーを使うと時々このようなトラブルが起きるのです。

こうなってしまってはもうどうしようもありませんが、このまま廃棄するのも悔しいので、ダメ元でリカバリーできないか足掻いてみます。

 

 

 

 

 

表面のひび割れが滑らかになるまでニスを厚めに塗り重ね、もう一度塗装し直しました。

 

 

 

そして最後に艶消しラッカーを軽めにサッとひと吹き。

(今度は成功してくれ!)

 

 

 

おぉ!

きれいに艶が消え、乾いた質感を再現できました。

これは上手くリカバリーできたのではないでしょうか。

 

 

 

 

表面のひび割れも目立たなくなり、自然な感じに仕上がりました。

ハロウィンクラブらしさを再現できたのではないでしょうか。

 

イベントにて販売したところ、開始10分で買い手が決まり、里親様の元へ旅立って行きました。

嫁ぎ先では大事にしていただいているとのことで、諦めずに頑張って最後まで仕上げた苦労が報われました。

 

久々に大失敗かと思いましたが、ひび割れをリカバリーする方法を見つけることができ、かえって大きな収穫でした。

今回ほど自分が諦めの悪い性格で良かったと思ったことはありません😅

 

これからも諦めの悪い精神で剥製道を突き進もうと思いますので、お付き合いのほど何卒よろしくお願い申し上げます🙇