前回のクルマエビに引き続き、今回も「御所浦恐竜の島博物館」(熊本県天草市)様よりご依頼いただいた剥製制作の記事になります。

 

 

 

この度ご依頼いただいたのはウシエビです。

別名の「ブラックタイガー」の方が聞き馴染みがあるかもしれません。

 

海外からの輸入物のイメージが強いですが、日本にも生息しているらしく、このエビは天草で獲れた個体だそうです。

 

初めて手掛ける種類のエビなので失敗しないか不安ですが、展示品にふさわしい作品に仕上げられるよう頑張ります。

 

 

それでは制作開始です。

 

 

 

まずはボイルします。

 

 

 

 

 

耳かきなどを使って、身を取り除きます。

 

 

 

続いてはポーズを整えて乾燥させるのですが、クルマエビ系は殻が薄いため、そのまま乾燥させると殻が収縮したり変形したりしてしまいます。

 

なのでポーズを整える前にひと手間加えて、

殻の内側にティッシュペーパーを詰め込んで変形を防止し、

 

 

 

 

ポーズを整えて乾燥させます。

 

 

 

 

一週間後・・・

 

 

 

 

ティッシュペーパーを詰め込んで変形防止を試みたものの、殻は収縮し、ひび割れだらけになってしまいました。

これはいろいろと修正が必要です。

 

 

 

 

まずはしぼんでしまった眼玉の修正です。

 

 

これは前回のクルマエビ同様、

ボンドを盛って復元します。

 

 

 

 

シワシワになってしまった殻の部分は

 

 

 

パテを盛って復元します。

 

 

 

そしてパテで修正した部分が目立たなくなるように

絵の具を塗って周囲の色と馴染ませます。

 

これでやっと下準備が整ったので、

 

 

 

 

 

先方から送っていただいたエビの画像を参考にしながら色を塗っていきます。

 

 

 

 

 

いろいろと細部の微調整を繰り返しながら、この色彩でOKをいただきました。

 

 

 

 

最後にニスでコーティングして

 

完成です!

 

 

 

今回の個体も手のひらをはみ出すほどのビッグサイズ!

博物館の展示品として申し分ない大きさです!!

 

こちらの剥製もクルマエビ同様、博物館にて展示される予定ですので、実物をご覧いただき大きさを実感していただければ幸いです。