昨年末に友人からもらい、ねとらぼ様に記事にしていただいたヘイケガニ。

 

記事はこちら↓

 

剥製にすると公言しておきながら長らく時間が経ってしまいました・・・。

 

本当はもっと早く取りかかりたかったのですが、制作経験がないので失敗してはいけないと思い、まずは近縁種のキメンガニ(友人からたくさんもらってストックが十分にある)でコツがつかめるまで練習していたのです。

 

キメンガニの制作の様子はこちら↓

 

 

キメンガニの制作で経験を積み、機は熟しました。

今度こそ本命のヘイケガニで成果を発揮できるよう頑張ります。

 

 

 

それでは制作開始、新たなる平家物語の開幕です。

 

 

 

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の・・・

 

 

 

いやいやいやいや👋

 

 

 

まずはボイルですから!😅

 

 

 

 

 

え~💦では気を取り直して作業を続けましょう。

 

 

 

キメンガニの一件でこの種は除肉できないことが分かったので、

そのままポーズを整えて乾燥させます。

 

 

 

 

 

十分に乾燥させたら

 

 

 

 

 

絵の具で

 

色を塗り

 

 

 

 

 

コーティングして完成です。

 

 

おぉ!

これはなかなかいい感じに仕上がったのではないでしょうか。

 

 

 

 

見よ、この禍々しさ!

 

ヘイケガニと言えばやはり怒りに満ちた顔に見える甲羅の模様でしょう。

海に散った平家の亡霊が乗り移ったと云われるものわかる気がします。

 

 

友人曰く、こんなものはいくらでも獲れるとのこと。

 

そんなにぎょうさんおるん?(←そんなにいっぱいいるの?という広島弁です😅)

 

ヘイケガニたちが海の底で群れている様子を想像すると、「浪の下にも都の候ぞ」と言って海に沈んでいった平家たちに思いが巡り、感慨深いものがあります。

いつかヘイケガニをたくさん作って浪の下の都を再現したいものです。

 

・・・と、平家物語に新たなストーリーを追加すべく思いを馳せる今日このごろなのでありました。

 

 

 

ちなみにこのヘイケガニですが、

兵庫県立人と自然の博物館」で開催中の「魚の剥製展」にて展示しております。

 

2ヶ月近くに及ぶ展示も、残すところあと1ヶ月となってしまいました。

2024年9月1日㈰まで開催しておりますので、お近くにお越しの際は足をお運びいたただけると嬉しいです。

(※8月5、19、26日 は休館日ですのでお気をつけください)

 

詳細はこちらをご覧ください↓

 

子供も大人も楽しめる展示となっておりますので、この機会に是非ご覧ください。