「権力はなぜ都市を必要とするのか」
ということで、
世の中に存在する様々な権力、
例えば内閣や政府をはじめ、様々な金融機関、会社、更には家族まで。
そういった権力にはいつも大都市がついてきた。
この事実を農村との関係や、飢餓などの問題を出発点に
読み解いていこうという新たな切り口からの研究です。
なかでも目からうろこだったのは、
食糧不足で困窮に陥るのは
都市の住民ではなく、食料を作っている農民の方だということでした。
そのような一見矛盾した現象があらわれてくるのも、
都市と言うのがまさに権力を中心に建設されたもので
その存在自体がそもそも農村からの食糧の確実な調達を
前提として成り立っているという事の証拠であるということでした。
これには驚きましたね、
自給自足の方々は食糧不足とは縁が無いと思っていましたから。
都市と農村との関わり方について
考え方を改めさせられました。
世界史で習ったような内容が多く盛り込まれており
運よく世界史を履修していた私はなかなか楽しく読むことができました。
都会と田舎との関係を考える、いいきっかけになりました。
都市の論理―権力はなぜ都市を必要とするか (中公新書)/藤田 弘夫

¥819
Amazon.co.jp




