Does age matter? オトナだからもう遅いってホント?(2)
私は週に一度、中国人の教会で小学校1年生に算数
を教えてます。生徒のほとんどは、アメリカ生まれの中華系2世。中国人は教育熱心で有名で、子供を学校のない土曜日にもココのような塾に行かせて、しっかり勉強させるんです。(アメリカの学校で教えている算数は、中国人からみるとヌルくてやきもきするそうな
)
中国から親がアメリカに移住→子供に死ぬほど勉強させる→子供がハーバードやMIT、スタンフォードに進学→出世コース!
というのは、ある意味中華系アメリカ人の王道。
小学校1年のクラスといっても、年齢はバラバラ(5才~8才)、しかも今年は「底」のレベルが高いので、こちらでは小学校2年生からの掛け算をすでに教え始めました。
お家で九九を1週間に3段ずつ暗唱してきてもらっているのですが、ちいさい子はやっぱり吸収が速い!ちゃんと一週間で暗記して、必要なときにはするっと口からでてきます。掛け算を使ったゲームなんてすると、大盛り上がりで暗記スピードが余計にあがっちゃう。うーむ、おばちゃん「若い脳」がうらやましいわー
しかし一方では。
彼らは「自分を律して勉強する」ことがとっても苦手。例えば、宿題ひとつとっても、自分で目的を設定し計画を立てる、実行して成果を確かめる、自分の学習を振り返って反省する、なんてことは小学校1年生の子に期待しませんよね?夏休みの宿題を思い出しても、お母さんに尻をたたかれつつ、何とかこなした記憶がある人は少なくないと思います
(私はしょっちゅうハハに泣かされてました…自分が悪いんですけど)
オトナはどうですか?「一週間で単語20個覚えるぞ!」→ 通勤中・通学中にフラッシュカードで覚える→「15個しか覚えられなかったなー。来週からは寝る前にもやるか」なんて、経験ありますよね?
更に、子供は「効果的な学習のためのストラテジー」もわかっていない。「オトナだけどわかってないもん…
」と言われるかもしれませんね。でも、例えば授業中にノートをとっていて、先生が「ここ大事だよ!」と言ったら、黄色のマーカーで線を引くとか(更に新しい単語はピンクのマーカー、と使い分けたりとか)、「わからん!」と思ったら手を上げて質問する、なんて普通にしますよね?大抵の子供は、そんなこと自然にはできません。大人の手助けが必要になります。
そしてオトナには、子供よりも「世界のことがよくわかっている」という強みもあります。例えば、"On the Halloween day, the children disguise themselves as monsters, pop stars and so on." と言う文章があったとします。オトナなら "disguise"という単語がわからなくっても、「ああそういえば、ハロウィンって仮装するんだっけ
」という知識があれば、そこから意味を推測することができます。ついでに新しいボキャブラリーもゲットできるのです。
こういった事情から、
(2) 第2言語学習のスピードは、大人のほうが子供よりも早い
のセオリーが成り立つわけです。(大雑把ですが)
というわけで、これからは「オトナだって、できるもん!」をモットーに、学習法を含めた情報を提供させていただきたいと思ってます!(くだらないお茶請け話も含めて)
ではでは、明日からは発音・リスニング・スピーキングのお話をさせていただきまーす!
The matter is not always what you learn, but how you learn.
を教えてます。生徒のほとんどは、アメリカ生まれの中華系2世。中国人は教育熱心で有名で、子供を学校のない土曜日にもココのような塾に行かせて、しっかり勉強させるんです。(アメリカの学校で教えている算数は、中国人からみるとヌルくてやきもきするそうな
)中国から親がアメリカに移住→子供に死ぬほど勉強させる→子供がハーバードやMIT、スタンフォードに進学→出世コース!
というのは、ある意味中華系アメリカ人の王道。小学校1年のクラスといっても、年齢はバラバラ(5才~8才)、しかも今年は「底」のレベルが高いので、こちらでは小学校2年生からの掛け算をすでに教え始めました。
お家で九九を1週間に3段ずつ暗唱してきてもらっているのですが、ちいさい子はやっぱり吸収が速い!ちゃんと一週間で暗記して、必要なときにはするっと口からでてきます。掛け算を使ったゲームなんてすると、大盛り上がりで暗記スピードが余計にあがっちゃう。うーむ、おばちゃん「若い脳」がうらやましいわー

しかし一方では。
彼らは「自分を律して勉強する」ことがとっても苦手。例えば、宿題ひとつとっても、自分で目的を設定し計画を立てる、実行して成果を確かめる、自分の学習を振り返って反省する、なんてことは小学校1年生の子に期待しませんよね?夏休みの宿題を思い出しても、お母さんに尻をたたかれつつ、何とかこなした記憶がある人は少なくないと思います
(私はしょっちゅうハハに泣かされてました…自分が悪いんですけど)オトナはどうですか?「一週間で単語20個覚えるぞ!」→ 通勤中・通学中にフラッシュカードで覚える→「15個しか覚えられなかったなー。来週からは寝る前にもやるか」なんて、経験ありますよね?
更に、子供は「効果的な学習のためのストラテジー」もわかっていない。「オトナだけどわかってないもん…
」と言われるかもしれませんね。でも、例えば授業中にノートをとっていて、先生が「ここ大事だよ!」と言ったら、黄色のマーカーで線を引くとか(更に新しい単語はピンクのマーカー、と使い分けたりとか)、「わからん!」と思ったら手を上げて質問する、なんて普通にしますよね?大抵の子供は、そんなこと自然にはできません。大人の手助けが必要になります。そしてオトナには、子供よりも「世界のことがよくわかっている」という強みもあります。例えば、"On the Halloween day, the children disguise themselves as monsters, pop stars and so on." と言う文章があったとします。オトナなら "disguise"という単語がわからなくっても、「ああそういえば、ハロウィンって仮装するんだっけ
」という知識があれば、そこから意味を推測することができます。ついでに新しいボキャブラリーもゲットできるのです。こういった事情から、
(2) 第2言語学習のスピードは、大人のほうが子供よりも早い
のセオリーが成り立つわけです。(大雑把ですが)
というわけで、これからは「オトナだって、できるもん!」をモットーに、学習法を含めた情報を提供させていただきたいと思ってます!(くだらないお茶請け話も含めて)
ではでは、明日からは発音・リスニング・スピーキングのお話をさせていただきまーす!
The matter is not always what you learn, but how you learn.
Does age matter? オトナだからもう遅いってホント?(1)
子供の英語教育を始める時期は、
保育園・幼稚園がよい…36%
小学校低学年がよい…21%
なぜ英語教育を早く受けさせたいか(※複数回答)
英語に対する抵抗感をもってほしくないから…54%
早く慣れて欲しいから…49%
* * *
これは、幼児向け英語教材を扱っているニチバンが6~7月に行った英語教育に関するアンケート結果 です。新聞各社でも扱っていたので、ご覧になっている方も多いと思います。
このアンケート結果、皆さんどう思われましたか?「早ければ早いほうがいい」または「保育園はいくらなんでも早すぎるよ」?あるいは、「中学校からはじめたけど、英語はずっと苦手でそのままきてしまったなあ」?それとも、「そういえば、英語を勉強しなくてもできる帰国子女がうらやましかった」?
さて、ちょっと考えてみてください。
そもそも、「言語教育は子供が小さいうちのほうがいい」と言われているのはなぜなんでしょうか?そして、それは本当なのでしょうか?もう「オトナには英語を習得するチャンスはない」のでしょうか?
年齢と言語習得の関係については長年色々なリサーチがされてきました。なかでも、もっとも有力な説とされているのが以下の二つ。
(1) 第2性徴期以降に学習を開始した場合、ネイティブと同じアクセントを取得するのは難しい
(2) 第2言語学習のスピードは、大人のほうが子供よりも早い
さて、こちらはどうでしょう?
驚きですか?それとも、「イヤイヤでも…」と納得いかない感じ?
(1) の裏を読むと、「アクセントの問題を除けば、大人になっても英語をネイティブなみに習得することは可能」ということになりますよね。これについては、私のノンネイティブのクラスメート達がしっかり実証してくれています。彼らの多くは中学生以降になってからアメリカに移住してきたラテンアメリカ系の外国人ですが、強いスペイン語のアクセントを別にすれば(俗に言う「Spanglish」ですね
)、しゃべりんのアメリカ人を余裕で言い負かす場面をしょっちゅう目撃しました。
なぜアクセントは例外かというと、主には「ある発音や発音のコンビネーションを行うための筋肉が衰えてしまう」ことと、やはり「新しい情報を脳にインプットする能力が性徴期以降、衰えてしまう」ということが言われています。
あ、「そっか…やっぱりジャパニーズイングリッシュからは逃れられないのね…
」と凹みませんでした?
でもでも、凹む必要は全くないんですよ~。そもそも言語にはこうあるべき、という「ルールブック」はないんです。大勢の人がしゃべっていて、「この辺をスタンダードとして使っておこうね」という暗黙の合意があるだけです。今は多くの人が「アメリカ英語」、しかも「東海岸」でしゃべられているアクセントを「スタンダード」としているだけなんですよね。
アクセントによって、あるイメージがついてしまうことは否定できません。ニュースキャスターなどのお仕事につくには、「スタンダード」とされるアクセントを身につける必要があることも確かです。
でも、一般人の私たちに必要なのは、「理解されること」です。完璧にネイティブと同じではなく、ネイティブやノンネイティブに何を言っているのかわかってもらえるアクセプタブルなレベルをねらえばいいんです。(発音のコツについては、またおいおいアップデートしていきます)
(2) のセオリーについては、また明日。なんだかお堅い話が続きますが、もうしばらくお付き合いください
What's important is to understand and to be understood.
保育園・幼稚園がよい…36%
小学校低学年がよい…21%
なぜ英語教育を早く受けさせたいか(※複数回答)
英語に対する抵抗感をもってほしくないから…54%
早く慣れて欲しいから…49%
* * *
これは、幼児向け英語教材を扱っているニチバンが6~7月に行った英語教育に関するアンケート結果 です。新聞各社でも扱っていたので、ご覧になっている方も多いと思います。
このアンケート結果、皆さんどう思われましたか?「早ければ早いほうがいい」または「保育園はいくらなんでも早すぎるよ」?あるいは、「中学校からはじめたけど、英語はずっと苦手でそのままきてしまったなあ」?それとも、「そういえば、英語を勉強しなくてもできる帰国子女がうらやましかった」?
さて、ちょっと考えてみてください。
そもそも、「言語教育は子供が小さいうちのほうがいい」と言われているのはなぜなんでしょうか?そして、それは本当なのでしょうか?もう「オトナには英語を習得するチャンスはない」のでしょうか?
年齢と言語習得の関係については長年色々なリサーチがされてきました。なかでも、もっとも有力な説とされているのが以下の二つ。
(1) 第2性徴期以降に学習を開始した場合、ネイティブと同じアクセントを取得するのは難しい
(2) 第2言語学習のスピードは、大人のほうが子供よりも早い
さて、こちらはどうでしょう?
驚きですか?それとも、「イヤイヤでも…」と納得いかない感じ?(1) の裏を読むと、「アクセントの問題を除けば、大人になっても英語をネイティブなみに習得することは可能」ということになりますよね。これについては、私のノンネイティブのクラスメート達がしっかり実証してくれています。彼らの多くは中学生以降になってからアメリカに移住してきたラテンアメリカ系の外国人ですが、強いスペイン語のアクセントを別にすれば(俗に言う「Spanglish」ですね
)、しゃべりんのアメリカ人を余裕で言い負かす場面をしょっちゅう目撃しました。
なぜアクセントは例外かというと、主には「ある発音や発音のコンビネーションを行うための筋肉が衰えてしまう」ことと、やはり「新しい情報を脳にインプットする能力が性徴期以降、衰えてしまう」ということが言われています。
あ、「そっか…やっぱりジャパニーズイングリッシュからは逃れられないのね…
」と凹みませんでした?でもでも、凹む必要は全くないんですよ~。そもそも言語にはこうあるべき、という「ルールブック」はないんです。大勢の人がしゃべっていて、「この辺をスタンダードとして使っておこうね」という暗黙の合意があるだけです。今は多くの人が「アメリカ英語」、しかも「東海岸」でしゃべられているアクセントを「スタンダード」としているだけなんですよね。
アクセントによって、あるイメージがついてしまうことは否定できません。ニュースキャスターなどのお仕事につくには、「スタンダード」とされるアクセントを身につける必要があることも確かです。
でも、一般人の私たちに必要なのは、「理解されること」です。完璧にネイティブと同じではなく、ネイティブやノンネイティブに何を言っているのかわかってもらえるアクセプタブルなレベルをねらえばいいんです。(発音のコツについては、またおいおいアップデートしていきます)
(2) のセオリーについては、また明日。なんだかお堅い話が続きますが、もうしばらくお付き合いください

What's important is to understand and to be understood.
Nice to See You!
「英語ってなんのために勉強してるんだろう」
「どこまでやれたら『英語ができた』っていうんだろう」
「文法も理解してるし、受験用の単語帳もおさえてる。なのに、なんで英語がつかえないんだろう」…って思ったことないですか?
はじめまして、小さな港町からアメリカは東海岸の小さな町にやってきたRICKOです!
私は今、TESL(Teaching English as Second Language)のマスターコースに通っています。TESL というのは、「第2言語としての英語教授法」のことです。アメリカには、移民や一時滞在者として多くの外国人がやってきますので、彼らに対して効果的な英語教育を提供するために、多くの先生が「第2言語習得」に関するセオリーや「教授法」のメソッドを学んでいます。
実は日本では、英語がそこそこできたほうだったと思います。(TOEICも920点もっていたし)でも、アメリカに来て大学院で勉強してから、いきなり壁にぶちあたりました。例えば、
- 早口の先生の説明が聞き取れなくて、ノートがとれない
- 学生同士のディスカッションに入っていけない
- 読むのが遅くて、リーディングアサインメントを終えられない
- エッセイの書き方、アカデミックイングリッシュ(後述します)がなっちゃいないので、「英語のできの悪さ」で低い点数をつけられる
)でも周りの人に助けられながら2セメスターを乗り切り、授業についていくのにそれほど苦労しなくなってきた今、ようやく「私が『できない』から『できる』にいたったプロセス」について、振り返る余裕を持てるようになってきました。
そこで、このブログでは「英語力の向上方法」および「英語教育のあり方」を中心に、TESLで学んでいる知識を総動員しつつ、情報発信していきたいと思っております!(意気込みだけは十分だい!
)英語を学んでみたいけど、どうやったらわからない方、または英語教育についてもの申したい方、このブログで情報交換をしていきましょう!
Learning English has got to be fun!