皆さん、こんにちは、こんばんは
レーシングドライバーの金澤力也です
ブログがかなりお久しぶりな感じとなってしまいましたが・・・
今回のブログでは、2018年シーズンに僕がFIA-F4に参戦した事を色々と振り返ってみようかと思います
まず前提として、このFIA-F4は日本国内で大人気なSuper GTの併催レースとなっていて、
1大会2レース制が採用されており、1つの大会で第1戦と第2戦があるような流れになっています
もちろん使えるタイヤは予選(タイムトライアル)~第1レース、さらに第2レースの最後まで1セットのみで戦わなければならない仕組みなのですフォーミュラカーにしてはかなりハードですよね・・・
そして
2017年には、VSR Lamborghini SCからこのFIA-F4に参戦しておりましたが、この2018年にはField MotorSportに移籍してFIA-F4シリーズを戦うことになりましたFIA-F4参戦2年目です
ではではさっそく2018年 FIA-F4シーズンの開幕戦から振り返っていきましょう
開幕戦(第1戦)&第2戦は岡山国際サーキットで開催されました
第1戦 予選7位 → 決勝4位(入賞) /全30台中
第2戦 予選5位 → 決勝5位(入賞) /全30台中
フォーミュラカーがこのくらいの台数集まるとかなりの迫力がありますね
岡山国際サーキットから始まった開幕戦では、比較的マシンの調子も良く、両レースともポイントを獲得できたレースとなりました
予選も決勝もドライコンディションでのレースとなり、決勝レースのスタートも上手く決めることができました
でも、スタートでかなり幅寄せされて怒っていたのはここだけの話笑
レース序盤はかなりの好ペースだったのですが、後半にいくにつれマシンが徐々に乗りづらくなってしまい、順位を大きく上げることは出来ませんでした。
3位表彰台に登れるチャンスがあっただけに、その表彰台を獲得できなかった悔しさはかなりありましたね。
続いて行われたFIA-F4 第3戦&第4戦は富士スピードウェイでの開催となりました
第3戦 予選4位 → 決勝8位(入賞) /全34台中
第4戦 予選3位 → 決勝6位(入賞) /全34台中
ウェット路面で行われた予選では、序盤から速いタイムを記録することが出来、予選4位と3位をそれぞれ獲得することが出来ました
僕自身、FIA-F4最高位スタートグリッドとなりました
しかーーーし
悲劇が起こってしまったのはここから。
第3戦決勝レースのスタート、まさかのエンジンストール。
抜群のスタートを決めれるようにと狙い過ぎましたね・・・
エンジンの回転を合わせてクラッチを離した瞬間、ガチャっとトランスミッションの噛み合う音が聞こえたと思ったらエンジン停止
4番グリッドスタートから一気に17~18番手くらいまでポジションダウン。
でも、ここで冷静さを保てたのが良かったです。
そこから懸命に前を追いかけ追い抜き、最終的には8位までポジションを戻してフィニッシュとなりました
まだまだ、第4戦決勝でも悲劇は起こります。
今回はスタートもミスなく決めることが出来ましたが・・・
僕をオーバーテイクしようとしてきたマシンがイエローフラッグ区間による追い越し(違反)に気付き急に減速。
そこに僕が行き場をなくして接触。マシンのフロントノーズ(ウィング)を壊してしまいました
これによりレースペースもなかなか上げられず、スタートから3つ順位を落とし6位フィニッシュ
スタートでは自分のミスがあったものの、レースの展開にも少し恵まれなかった週末となってしまいました。
とはいえ、今大会でも無事ポイントを獲得
続いて鈴鹿サーキットで行われたFIA-F4 第5&第6戦
第5戦 予選20位 → 決勝11位 /全35台中
第6戦 予選21位 → 決勝16位 /全35台中
さて、ここらへんからマシンのセッティングなどに悩まされる週末が始まったような気がします
もちろんドライビングについても色々と試行錯誤を繰り返しての日々でしたね。
予選では、予想していたマシンバランスとは大きく異なりタイムも今一つ・・・
揚げ期の果てに、この状況を何とかしようと全力プッシュを試みた結果、第1コーナー~第2コーナーにかけて大スピン
かなりタイヤを痛めてしまいましたね
これにより予選結果は20位と21位。決勝レースでの挽回を狙いました
第5戦決勝レースでは、セッティングも変更し、予選の時よりも良いマシンバランスでレースに挑むことが出来ました
レース序盤から中盤にかけて前方の車両をどんどんオーバーテイクしていき、気が付いたら11位
しかしながら、レース後半は前車に追い付きも離されもしないような、完全な膠着状態に。
あと1つポジションを上げていたらポイントを獲得できたのですが、惜しくも11位どまりでした。
第6戦決勝でも、ポイント獲得を目指しオープニングラップから前車を猛追しますが、レース中盤に他車の大クラッシュによりセーフティーカーが導入。
かなり大きなクラッシュだった為、その後もセーフティーカーランが続き、レースリスタート無くして終了してしまいました。
追い上げる気満々だっただけにかなり残念でしたね
なんだかSC中はパレードランをしていたような気分でした(笑)
レースにクラッシュは付き物ですが、このような大きなクラッシュがあると色々と考えさせられますね
そしてシーズン2回目となる富士スピードウェイで開催された第7戦&第8戦
第7戦 予選 15位 → 決勝リタイア /全35台中
第8戦 予選 14位 → 決勝13位 /全35台中
この真夏の富士スピードウェイでも、かなり悩まされた週末となりました
予選も決勝レースも速さが足りない中でのバトルが必要とされ、第8戦の決勝レースでは順位を1つ上げて13位フィニッシュでしたが、第7戦の決勝ではマシンに電気系トラブルが発生してしまい、まさかのレース中にエンジンストップ
他車と接近戦のバトルを行っていた最中の出来事だったので、かなり焦りましたが直ぐにコース外にマシンを停めました。
レースでは自分のミスやトラブルで他車を巻き込まないことも大切なことです。
自分自身が他車のトラブルにもし巻き込まれたら・・・と考えると単純に考えて納得がいかないですよね。
なので、僕は速さはもちろんレースには必要ですが、そういったリスクマネージメントもレースに参加する者として必要不可欠だと考えています
開幕戦から4戦まではポイントを順調に獲得できていたのですが、ここにきて4戦連続ノーポイント。
次戦のスポーツランドSUGOで行われる第9戦&第10戦に挽回を狙います
さて、迎えた第9戦&第10戦・・・・・・と言いたいところですが
だいぶ長くなってしまったので、この続きはPART2にて書いていこうと思います
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