緊急事態宣言がなされるにあたり、
現状に対する理解を私見として記しておこうと思う。
自分は感染症対策の専門家ではないが、
専門家を含めて誰も正解を知らない、と言うのが現状だと思う。
医療の現場は崩壊一歩手前の瀬戸際かもしれないが、
メディアの方はとうに崩壊している。
事実だけを報道する事を錦の御旗にして、
強烈な意図をもって事実をカット&ペーストしている。
もはや薄汚いずるい大人の状態。
マスメディアからSNSまで、情報を全て捨てる必要はないが、
そこから有用な情報を選別するのは極めて困難だ。
それを踏まえ、以下、完全に私見だ。
感染症の蔓延対策は、主に3つの柱があるといわれている。
1.感染症による死者を少なくすること。
2.医療資源を確保すること。
3.流通経済を守ること。
新型コロナウイルスはリプロダクションレート(Ro)2~2.5とされている。
つまり一人の感染者が死亡、または回復までに何人に感染させるかの数値だ。
また一部で致死率3%ともいわれるが実際には隠れ感染者もいるだろうから、
もっと低い数値になると思う。
そうなると、過去の感染症で最も近いのは、
100年前のスペイン風邪ではないかと思う。
現状で個人的な予想としては、
・収束までに2年は必要になる。その間、第2波、第3波
というぶり返しが起こると思われる。
・ワクチン開発は期待できない。
・世界恐慌やバブルを異次元的に上回る経済恐慌が起こる。
という危機感がある。
従って、死者を少なくするため、また医療資源を守るために、
強いトリアージが必要になる。
ストレートにいえば、軽症者を入院させない事が重要となる。
長い目で見れば、このウイルスは、
ワクチン無しに集団免疫によって終息することが予想され、
それは事実上感染容認という認識が必要になる時がくるということだ。
因みにワクチン開発というのは、
ウイルスがピークアウトすると頓挫するという性質がある。
それはウイルス自体がワクチン耐性を持つ可能性が高く、
開発が長期になることと、
ピークアウトすると開発費の回収不能という側面があるからだ。
ワクチンというのは、Roが6を超えような、
天然痘とか麻疹でこそ集団免疫を促進する効果がある。
政府の緊急事態宣言を遅すぎるという向きもあるが、
個人的には遅すぎず早すぎない、それこそぎりぎりのタイミングだと思う。
今、何よりも大切なのは、
・感染症での死者を少なくすること
・医療資源を守る(医療従事者の疲弊を食い止めることも含め)
・流通経済の滞りを最低限にすること
のバランスを保つ必要があり、そのために、
抑止不可能な感染拡大をできる限りスローペースにすることだ。
そうして集団免疫効果を狙う。
つまり、この戦いは短期戦ではありえないということだ。
それを欧州のように強硬な封鎖を行えば、
流通により、ウイルス外で死者を拡大することに繋がりかねない。
繰り返すが、
今、行政の行う政策は、誰にも正解がわからないのだ。
その前提で、今できることは、行政の意思決定に協力していくことだと考える。