体調を崩し、とうとう劇場も行かず、

レンタルが出てからもずっと観ていなかったローグワン。

体調の悪さもあったが、

やはり積極的に観ようとしなかったのは、

ルーカスが一線から退いたためのテンションの低さがあったし、

ジョン・ウイリアムズが音楽を担当しないためのテンションの低さもあった。

だから今頃やっと鑑賞したが・・・、

 

ルーカスやジョンへのリスペクトとは別に、

この作品が素晴らしいと感じた。

ブログに書かない訳にはいかないと思った。それほどの内容だった。

 

予想はしていたが、

これはエピソード4新たなる希望の直前までを描いたアンソロジーであり、

スターウォーズ外伝ということになる。

スターウォーズ、というより元々アメリカ映画は、

善悪がはっきりした作品が多く、

これはアメリカのオーディエンスの傾向がそうだからマーケットに好まれるので、

それが私などがアメリカ映画を馬鹿にする所以のひとつでもあった。

この作品はスターウォーズの闇の側面、

言わば文字通り反乱軍のダークサイドを描いたものだ。

 

多少ネタばれだが、

この作品の象徴的なシーンとして、感動したものを2つ紹介しておく。

 

一つはジン・アーソがソウ・ゲレラとの会話で語る言葉。

「帝国軍だか反乱軍だか知らないけど、戦争の中で私は苦痛だった」。

そして、銀河に帝国の旗がはためいても平気なのか?とソウに問われ、

「旗を見なけりゃ同じだ」と答えるところ。

 

もう一つは、ローグワン部隊結成のシーン。

デススターの存在と、ジン・アーソのもたらした情報で、反乱軍は実質的に分裂する。

解散と降伏に向かう反乱軍のなかで、ジンは戦おうとする。

それに賛同するキャシアン・アンドーのセリフ。少し長いができるだけ詳細に引用する。

「反乱軍のためにこれまで手を汚してきた。
スパイ、破壊工作、暗殺…。
できれば忘れてしまいたいような任務を終える度、
これは大義のためだと自分に言い聞かせてきた。
そうでないと全てが無意味になる。自分と向き合えなくなる。
今、ここであきらめたら、全てが無意味だ。冗談じゃない!」

 

これはスターウォーズの物語の影で、

新たなる希望での勝利をもたらした名も無き戦士達の物語。

ローグワンの戦士は、この作戦で一人残らず死に、

エピソード4新たなる希望の舞台には誰も登場しない。

 

スターウォーズのタイトルのように、

メインエピソードで活躍するスター達と異なり、

ローグワンのタイトルのように、はぐれものの名も無き戦士達。

これは、彼らの存在を訴える物語だ。