初の日本女子ツアーに参加して以来、

イ・ボミプロを応援してきた。

彼女の魅力は決してその容姿ではない。

ゴルフは紳士のスポーツと言われるとおり、

プレーには必ずそのひととなりが現れる。

ツアープロともなれば尚更で、

ミスショットひとつで芝を蹴る者、クラブにあたる者、

マナーの悪い者など様々である。

そこまでいかなくとも、

ロストホールで気持ちが腐ってしまう者も多い、

というより、殆どの選手がそうである。

 

彼女が日本に来て5年目になるが、

今まで一度たりとも、そのような様子を見せたことが無い。

ゴルフに対する真摯な姿勢こそ、

彼女の最大の魅力であり特徴である。

 

今に彼女が日本女子ツアーを席巻するだろうと思っていたし、

彼女のような選手こそトッププロになるべきだと願っていた。

とうとう昨年は、成績面でも大爆発し、

日本女子ツアーの多くの記録を破ったのだが、

彼女のプレースタイルや技術、マナー、精神力をみている限り、

ひとつも不思議なことではなかった。

 

今年は、新たなチャレンジとして全米女子に挑戦した。

残念ながら現地で体調を崩し、成績どころではなく予選落ち。

折り返して自国韓国のツアーにも参加したが、状態は戻らずカットに。

中1週あけて先週の大東建託に出場したボミプロは、

訪米前に比べ明らかに痩せていて、今期の活動が心配だった。

しかし持ち前の諦めない姿勢はここでも貫かれていて、

第2日の18番で9を叩いた時も、最後まで諦めない姿勢が見えていた。

 

迎えた今週のMEIJIカップ。

まだ調子を取り戻した雰囲気は無く、

精神的にも疲れているように見えたにも関わらず、

金土を通してノーボギー。

彼女特有の我慢のゴルフの中でバーディを拾っていった。

インタビューでも、1日3アンダーを目標に頑張りますと言っていた。

今日はその言葉通り、果敢に攻めていくゴルフを見せてくれた。

最後の18番はボギーになってしまい、

3アンダーは出来なかったが、4つのバーディを奪取し、

盟友キム・ハヌルに2打差をつけて優勝した。

強い思いを表現するかのように、シャネルの耳飾をつけていた。

決して好調ではない状況での彼女の技術と、強い心に打たれ、

表彰式を見て涙が出た。

また調子があがり、彼女らしい笑顔に戻った姿を是非見たいと思っている。