わたしは一時期、野球のピッチャーとして、速いボールが投げられるように、本を読んだり、映像を見たり、投球練習をしたり、どうすれば速いボールが投げられるか研究していました。

 

特にスポーツでは、走り方、投げ方、打ち方、取り方など、フォームがあり、よくプロの選手や、うまい人のフォームを参考にするように言います。

 

ですが、これも合っているようで合っていません。

 

なぜなら体の造り、筋肉の付き方、体の柔らかさ、瞬発力など人それぞれ違うからです。

 

そんな中、同じような身長、体重で理想的なフォームを参考にできますが、見た目は同じでも中身まで同じとは限りません。

 

要するに、その人に合ったフォームがあるはずです。

 

スポーツではルールがあって、野球は決められた範囲で投げて、打ちます。

 

サッカーのフィールドプレイヤーは手を使ってはいけない、ラグビーは前に投げてはいけないなど、基本的なルールはありますが、それを守ればフォームについてルール違反というものはよほどのものじゃない限りないはずです。

 

この人それぞれ色々なフォームがあることも、その人の強みを活かすことにつながります。

 

自分自身でも、体を使いやすい、動きやすいフォームでいればいいわけで、それが自分の強み、特長を活かしていることにつながるはずです。

 

人がちょっと変わったフォームをしているとき、それを直そうとするのではなく、なぜそういうフォームなのかを考え、それを伸ばしていけるような指導をしなくてはいけません。

 

みんな同じフォームのチームが強いわけではないですからね。

 

見え方、体の使い方、フォーム、これらの個性を活かすことも、その人の可能性を伸ばすことにつながります。