自己肯定感という言葉をよく聞くようになりました。

 

自己肯定感とは、「自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」とあります。

 

自己肯定感を上げるには、自己肯定感を高めるには、そういった方法論もあります。

 

わたしは自己肯定感を意識するのではなく、ただ自分の強み、自分の特長を認めればいい、それだけだと思っています。

 

それは、すごいすごくないではなく、人と比べるものでもなく、自分基準のオリジナルなものです。

 

わたしは、大学に入ったとき、商学部ということもあり、簿記・会計が必須科目でした。

 

そこで初めて簿記・会計を学んだのですが、周りが複雑で難しいと言っている中で、自分はすんなり理解でき、向いているのかなと思いました。

 

この自分に向いているのかなと感じることこそ強みの一つと言えます。

 

ですが、会計のプロ、公認会計士や税理士になっているわけではないので、わたしよりも簿記・会計の知識がある人はいくらでもいます。

 

ですが、全くその人たちは気になりません。あくまでわたしが向いていると思っているものだからです。

 

これを自己肯定感と言えばそうなのかもしれません。

 

大学でたまたまそういった考えになりましたが、やはり学生時代というのは自己肯定感が高まりにくい、人と比較しやすい時期ではあります。

 

偏差値という指標があり、学力順位があり、運動で優劣があったり、そもそも通信簿というものもあります。

 

だから人と比較するなというのも難しいかもしれませんし、わたしも特に中高時代は、人と比較する自分がいました。

 

学生時代は、言ってみれば、たまたま同じ年代に生まれた人が集まっただけのことです。

 

年齢は一緒だとしても、育ち方は人それぞれであるし、物事の飲み込み方も早い子もゆっくりの子もいます。

 

しかし制度上、一人ひとりを指導するのは難しいのでみんな一緒に授業をするし、成績もつけます。

 

ただそれだけのことなので、あまり気にしないことです。

 

早くから自分の能力、自分に向いていることに気づく子もいれば、試行錯誤している子もいます。

 

何がきっかけで気づくかわからないですし、早く気づくことが正解というわけではありません。

 

人それぞれ向いていることはあり、それに気づくタイミングも人それぞれであると思います。

 

どうか周りを気にせずに、自分の長所、自分に向いているものをどんなことでも見つけて、育んであげましょう。

 

それが自己肯定感につながるのではないかと思います。

 

この世に生まれた人一人ひとりがオリジナルな人間です。