「不易流行(ふえきりゅうこう)」とは、

不易、いつまでも変化しない本質的なもの

流行、時代によって変わっていくもの、とし

昔から変わらないものに新しいものを取り入れる考え方とされます。

 

言葉にするとよくわかりますが、行動にするとなかなかできないこともあります。

 

自分のこだわりを持ち続けてしまう、今までのやり方のほうが楽だから変えようとしない、そもそも変化することはエネルギーがいるから進まないなど。

 

転職のような環境が変わったときに、早く馴染める人と馴染めない人も不易流行の面があるように思います。

 

早く馴染める人は、「流行」を優先して、環境の変化に合わせようとします。

 

すぐに馴染めない人は、「不易」を優先して、自分のこれまでのやり方、自分が正とするやり方に環境を当てはめようとします。

 

自分自身に、人それぞれに不易の部分があるように、変わった先、新しい環境にも不易があります。

 

新しく加わった人に、好きなようにやっていい、自由にしていいと言うものの、何でもかんでもやっていいというわけではないですね。

 

ここに日本の空気を読む、表現と本質が違うという厄介な部分がありますが、環境が変わるときは、ひとまず不易は自分の中にしまっておいて、流行を優先するのがいいでしょう。

 

ただし、不易の部分はいつでも思い出せるようにして、忘れないことです。

 

始めは流行でいいですが、不易を頭の片隅に入れておかないと、いつの間にか不易が見えなくなります。

 

自分の中の不易とは何か、そしてそれを忘れないようにする。

 

わたしは、不易はあまり数多くないですが、柱の部分はあります。反対に、それ以外は全て流行でいいくらいに思っています。

 

自分の中で変えないもの、大事にしているもの、言い換えれば価値観は、いつでも大切にしておいてください。