人は無意識のうちに、まわりを自分の期待値で見てしまっています。
そして、それが怒りや、ケンカの原因になったり、人間関係をギクシャクすることもあります。
よく例で挙がる、店員さんに横柄な態度をするときは、自分はお客だからこういうサービスを受けられるだろうという期待値と、その通りに接客してくれない店員さんに対して起こります。
また誰かと仕事を一緒にするとき、この人はここまでやってほしいという期待値があり、それに足りないときに、ガッカリしたり、何でできないんだと言ってしまったりします。
他にも、見た目や仕草で期待値を低くしていた人が実はとても優秀な人であったり、立場が高い人で、信頼を失うこともあります。
いずれも、相手には全く関係がなく、全て自分で勝手に期待値設定をして、勝手にその期待値とのズレで生まれたことです。
要するに自分以外のことに期待値設定することに意味はないということです。
自分の期待よりも、目の前にいるその人を見ることです。そうすれば、何かできないことがあったとしても、何も思わないどころか、何か助けようかという気になるかもしれません。
相手の能力も、そのものを見ることで、相手のできること、自分のできることを整理し、進めることができます。
なので、期待値を設定するなら自分自身にしましょう。
自分はこれだけできるはずだ、自分の得意なことを出せば結果はあとからついてくる、それだけに集中することです。
それで自分の期待値に足りなくても、何がよくなかったのかを深掘りすることで、その後に活かせるようになります。
まわりとの関係は、勝手な期待値でおかしくするのはもったいない。むしろ期待をしない方が(いい意味で)、一つひとつの動作、能力をみてすごいな、ありがたいと思えるんじゃないでしょうか。
期待値は自分に。意識してみて下さい。