誰も見ていないから、思い切りチャレンジしよう!と言いますが、ちゃんと見てます。
周りはあなたに興味はない、あなたを見ていない。だから気にせず好きなことをやろう!よく見る表現です。
これは子どものころの、人と違うことをする、違う考えをする子に対する違和感、自由に発想することへの許容のなさに起因するのではと思います。
周りと同じことをする。和を乱さない。模範解答をきちんと覚える。それがいつしか自由な発想をすることを抑える空気になっていく。
その空気は大人になっても続き、自由に表現ができない自分に苦しむ。それを打破するために冒頭のメッセージ、誰も見ていないにつながるのではと思います。
しかし、実際はどうでしょう。少なくとも私はしっかり見てます。自由にやってもらって、様子は気にしてます。いつでも助けが必要なときはできるように。
例え自分が好きなことを表現できても、誰も見てなかったら寂しいですものね。
要するに、良い悪いではなく、一人ひとりを尊重し、意見や考えを表現できる環境をどれだけ作れるかということでしょう。
それは私の傲慢さから招いた過ちを経験して、より思います。
思う存分自分を表現できる環境と、その環境により伸び伸びとできる。結果として、本来の力を発揮し、成長していく。
職場に限らず、そういう環境を作りたいと思っています。