「心理的リアクタンス」とは、選択する自由が外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする反発作用のこと。言い換えると、人から何かを強制されたとき、反抗心を持ちやすくなることです。
鶴の恩返しで、鶴が機を織るところを見ないようにと言われたが見てしまった。勉強しろと言われると、逆にしたくなくなるというような感覚ですね。
子どもや人が、あなたは○○だと言われ続けるとそう思い込んでしまい、実際に行動になってしまう話と同様に、強制する、命令することがいかに逆効果であるかの例だと思います。
では、こどもに躾をする、勉強をしてもらいたい時はどうするか。それはやはり、やることの意義を教えること、やることの楽しさを分かってもらうことではないかと思います。
片付けをしたら褒める、声をかける。勉強ができたことをきちんと見てあげる。それらは決して当たり前のことではなく、よくやっていると気づいて見守ることではないでしょうか。
単純に、あーしろこーしろというよりも、しっかり意味を教え、できたことを認めてあげることが大事であると思います。