今日も無事に1日を過ごすことができました。

日々感謝、ご先祖様にも感謝です。



さて今回納品したお仏壇は、

久々の大型20号。
半間(間口90cm)の仏間に、本来入る大きさです。

近年では、半間の仏間であっても、
ひとまわり、いや、ふたまわり程小さいお仏壇
を納入することも多いです。


大戸、障子の二重扉
彫刻入りの欄間
内部には格天井、屋根入

そして、
本格的な仏具の装飾


現代的な仏壇も良さがありますが、
昔ながらの唐木仏壇は、重みが違います。

黒檀の厚板を使用しているので、
重量としての重みはもちろんのこと、

厳かさでの重みは、現代的な仏壇では
ここまで演出できません。




宗派は浄土宗。


これまで祀られてきたご本尊を引き継がれ、

ご両脇は、弊社オリジナルの絹本手描きの
両大師(善導大師、法然上人)の掛軸を
新たにお迎え頂きました。


仏器は上品な宣徳色。


京仏具の御室型と呼ばれる

具足(花立、火立、香炉)も同様に上品な宣徳色。


その花立には、銅製の上品な常花を1対。



ご本尊の1段下には、

手彫り文字が彫られた位牌。


木製て漆塗りの高坏。



昔は当たり前だった仏壇や仏具。



今回、御室型という具足をお選びさせて頂きましたが、


本来は、菊割型 という具足を

ご用意する予定でおりました。



↓菊割型↓



菊割型は、京都では主流の具足で、

京都の菊割型を真似して、

産地である富山県高岡でも

作られるようになりました。

(形は京都ほど洗練されていません)



それが、残念のことに

京都の菊割型を製作されていた職人さんが

廃業され、現在京都の菊割型は製作不可となっています。


従来の仏具が作れなくなるのは

今後も起こり得る現実。


なんとも寂しく感じます。



京都の職人、技術を残せるように、

弱小ではありますが、尽力したいです。


せっかく京都でやっているのですから。





仏壇「クラシック 黒檀」

掛軸「絹本 肉筆手描き オリジナル」

具足「御室型七具足」

常花「銅製消メッキ」

宗派/浄土宗


弊社は、日本物志向加盟店です。
お仏壇は国産のみを展示しております。