今日も無事に1日を過ごすことができました。

日々感謝、ご先祖様にも感謝です。


さて、今回のお仏壇は、
和室にある仏間へのご納品でした。


納める側としますと、
仏間に納めるのはこの上ないことです。


まず、見映えがよくなりますし、
保存環境としても良好なことです。

また、手を合わせること、
その作法や姿が大事であることを
より伝えることができ、演出できます。


こちらが今回の納入後です。



黒檀の厚板を使用した小ぶりながら

丁寧な仕事がされたお仏壇です。


ただ、気になる点が2つあります。


まず、仏間に対して仏壇の丈が低いこと。

仏間の情報が不足していたり、
誤りがあったり、
設置場所の確認はさせて頂くのですが、
今回のような事例は時折ございます。

こういった場合は、
台を作り、かさ上げをするか、
鴨居から、布やスダレなどを垂らすか、
になりますが、

弊社では、
仏間暖簾(ぶつまのれん)と称し、
風呂敷としてデパート等で販売されている
丈夫な裂を織屋さんから買い付けて、
その仏間に合わせて縫製しています。


それらで対応すれば、問題は解消されますが、

今回は、もう1つ問題がありまして、

それが、電源🔌差し込みの位置です。


本来、仏間内の差し込み口は、

側面の壁で前側で、鴨居より上の位置
が多いです。

仏壇内を照らす為に電装が必要になるので、

差し込み口が有るか無いか、
また、どこにあるかは大事なことです。

・・で、今回の位置は、
最も残念な位置なんですね。

そもそも向かい側の壁に差し込みを作ると、
仏壇に何かあったとき、
プラグ🔌を抜くことがし難いのと、

仏壇の丈が低いと、
コードが丸見えになってしまいます。

工務店が仏間を作り慣れてないのでしょう。
電源だけでなく、こういったことがことを
よく目にするようになりました。
仏間あるあるですね。

ホント多いです。


ですから、仏間を作られる場合は、
先に仏壇屋に相談されることをオススメします。


今回は、

仏間暖簾を取り付けさせて頂きました。





ちなみに、
暖簾をもっと長くすれば、
差し込み口もプラグ🔌も隠せるやん!
と思われるかもしれませんが、

これ以上垂れを長くすると、
暖簾に目がいってしまうので、
これくらいが妥当という私の判断です。


ともかく、
向かい側の壁には差し込み口は作らないで!
というお話でした。


仏壇「クラシック 黒檀 筬欄間」
宗派/臨済宗 妙心寺派

弊社は、日本物志向加盟店です。
お仏壇は国産のみを展示しております。