読売新聞オンラインニユースの11月16日記事より抜粋

岩手県釜石市などが協力して、同市でカキ養殖などに取り組んできた東京都内の若い女性「ウギャル」が、復興を支援しようと23日から、ホームページを通じて海産物の販売を始める。売り上げの一部を被災地に寄付する計画で、「お世話になった漁師さんに恩返しを」と話している。


 ウギャルは「(うお)」や「海」の頭文字とギャルを重ねた造語。昨年5月、ファッション誌などで活躍する「ギャルモデル」が、魚の食文化や漁師の仕事を様々な世代にアピールしようと活動を始めた。

 東京・渋谷の芸能事務所に所属する3人が、月1回のペースで同市を訪ね、カキの種付けや刺し網漁に取り組んだが、養殖した2万個のカキは津波で流された。

 3月下旬に同市を訪ねたLie(ライ)さん(26)が「漁港が再開した時に販路を確保しておくことが大切」と、兵庫県淡路市のNPO法人などと協力。同県や広島県で取れたタコやカキを売る。自らも水揚げ作業を手伝ったりした。

 23日からホームページ(http://www.ugal.jp/)で、タコのトマトソース煮込みや冷凍カキなど6種類を販売する。