3月23日夕方のNHKニユースより


全国で地震の被災者を支援する動きが広がりを見せるなか、漫画「タイガーマスク」の主人公を名乗る人物からランドセルを贈られた群馬県内の児童養護施設が、身寄りをなくした子どもなどを受け入れることになりました


群馬県内の6つの児童養護施設では、地震で両親など身寄りをなくした子どもや、避難を余儀なくされた児童養護施設の子どもなど、最大であわせておよそ70人を引き受けることを決めました


群馬県内では去年12月、前橋市の児童相談所に漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物からランドセルが贈られ、その後、それぞれの施設に配られました


このため、群馬県内の児童養護施設では、これまでの善意に応えて支援を行いたいとして、こうした子どもたちを受け入れることにしました


このうち、前橋市にある「鐘の鳴る丘少年の家」では、今も贈られたランドセルが残っているということで、受け入れる子どもにこの春小学校に入学する人がいれば、ランドセルをプレゼントしたいとしています


群馬県児童養護施設連絡協議会の松橋美明会長は「タイガーマスク運動の時に大勢の人から熱い思いを頂いたので、これに応えるため、被災地で困っている子どもを受け入れたいと思っています。どの施設もいつ来てもいいように準備は整っています」と話していました