昨日は自宅のトイレを新品に交換しました。
まとまった出費は痛いがウォッシュレットが不規則に止まったり
断線して温まらない便座に思い煩ったりしなくて済みます。
節水にもなったんです。

それと、10年前の昨日に手術をして生きていたことに感謝しつつ、
あまり眠れず一夜明けた10年前の今日、生まれ変わったつもりで
生き方を変えようと決意した日でした。

さて、今日紹介するのは、凪良ゆう著、『滅びの前のシャングリラ』です。

「一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する」
突然宣言された「人類滅亡」。
学校でいじめを受ける友樹(ゆうき)、
人を殺したヤクザの信士(しんじ)、
恋人から逃げ出した静香(しずか)、そして――
荒廃していく世界の中で、「人生をうまく生きられなかった」四人は、最期の時までをどう過ごすのか。

(出版社のホームページより)

各章ごとに主人公が変わり、
それぞれの目線で物語が進みます。

四人目は、LOCOという名前の歌手が出てきます。
売れっ子の歌手でお金も常に入ってきて
傍目には幸せに見えるんだけど本人はそうでもない。

四人は、最期にそれぞれに普通にあるような小さな幸せをつかみます。
人類滅亡なのでハッピーとはいえないけれど。


私事、手術前は不安でなんで俺がこんな目に合わないいけないのかと思ったこともありました。
この先何年生きられるかわからないというのもあって、
本のように期限があるとわかると、
何でもできる訳でないから何を優先しようかと考えて行動するようになりました。

その考えの中で、日々の生活の小さな幸せであることが最も優先すべきことであると思い至りました。
ちょうど本の中の四人が得た小さな幸せと同じように重なる部分がある気がします。

目指すことは、

年収が増えることでも
地位や名誉を得ることでも
何かを達成することでもない
(勿論、できるのであればいいことですが)。

目指す過程でしんどいだけなら何が幸せかと思うようになりました。
恐らくそれで得た幸せは一時ものですぐに次のしんどいことが始まることが見えるのです。
なんか変だぞとなったんです。

「しんどい」はトイレに流してしまおう。

まとめると、
「日常感じる幸せこそが本当の幸せである。」

読んでいただきありがとうございました。

#凪良ゆう
#滅びの前のシャングリラ