今回の三橋先生のブログは、幣研究所のyoutube動画「女性にもわかりやすい経済のホントの話」全58話を通して、お話している内容です(稚拙で言い間違いの多い動画ですが)。
幣研究所は経済学以前の「単なるお金の事実の記録」である会計から、
つまりバランスシートにより、
・ お金の本質(正体:正しい貨幣観:信用貨幣論)
・ 国の借金のウソ(日本政府の借金のウソ)
を暴いたつもりです。
同時に三橋先生が危惧されていた「バランシートだけにこだわる」と
「実は政府の純負債は大したことない!だから政府の国有資産を売ってしまえば・・・」
という、結局はグローバリストやレントシーカーたちのビジネスになってしまうというお話もさせて頂きました。
以上は、三橋経済塾のナマ講義や講義後の懇親会などで、三橋先生から直でお伺いした内容でしたので、慌てて「女性にもわかりやすい~第54話」で取り上げました(高橋洋一大先生、ごめんなさいね)
決算表におけるバランスシートや損益計算書は、別に読めるだけでOKです。
私たちは会計士でも無ければ税理士でも無いので、作成する必要はありません。
商業高校の商業科履修科目である日商簿記3級程度の資格で十分です
(ユーキャンなどの通信講座で、ハマって勉強すれば1か月で取得可能です)
そもそも日商簿記3級資格は、派遣社員の事務員さんでも多く取得されています。
つまり現代のおバ〇な主流派経済学者よりも、多くの派遣社員の事務員さんのほうが「正しい貨幣観」を習得しやすいのです。
ちなみに幣研究所は、日商簿記3級資格すら持っていません。
国家資格としては、行政書士有資格者と普通自動車と大型自動2輪免許だけです。
そんな幣研究所が何故バランスシートを含む決算表を読めるのかというと、家業の債務整理をしていた際に何度も再建計画書を作成し、その過程で自然と決算表を読めるようになったからです。
当時は丸5年間働きっぱなしで、そのうち2年間は盆暮れ正月関係ナシに完全無休。
残りの3年間は完全休日が精々月に1日程度でした。
まぁ、暗黒の30代~40代でした。
今思ってもあの頃は、無意識に病んでましたね。
環境的に致し方なかったですけど。
ですが、あの地獄のような経験が、今になって幣研究所なりの政治経済知識の確立の礎となりました。
それで幣研究所の国民国家観はどうして培われたかたというと、やはりその暗黒の家業債務整理時代、唯一の気晴らしがそういった保守系の論説や本を読むことでした。
また2005年には、故・西部邁先生の九州発言者塾で1年間だけ学ばせて頂いた経験があります。
しかし当時は、西部先生が仰っていたことがほとんど理解できませんでした。
西部先生は2005年当時から小泉純一郎政権の欺瞞を暴いてましたし、いわゆる日本国債についても「資産となる建設国債を負債計上するのはおかしい」とやはり会計上の理屈で教えられていました(当時はさっぱりわかりませんでした)。
それで藤井聡先生と初めて昨年末の三橋経済塾シンポジウム後の忘年会パーティでお会いした時、九州発言者塾で1年間だけお世話になったお話をすると
「それじゃ先輩ですね!」
とこちらが恐縮するしかないお言葉を頂きました。
まぁ2005年当時はほとんど理解できなかった西部先生の教えも、2009年時に「コンクリートから人へ」にすっかり騙された後、2013年に三橋先生の論説と出会ってから、ようやくここ3年くらいでわかるようになりました(三橋先生と西部先生は討論番組で一緒になった程度で、それ以外の交流はありません)。
ですから、難しいことは難しいままで、一旦放置するのは大事なことです。
時間が経過し、何らかの別な機会で知識が繋がり、いずれわかるようになりますから。
問題なのは、
今の自分より難しいモノを学ぼうとしない態度です。
自分にとって簡単なことばかりやっても、人間は成長しません。
その時わからなくてもよいから、今の自分よりちょっとでも難解なモノにチャレンジしないと、バカは一生バカのままです。
一番最悪なバカは、自分がバカであるということを気づいていない人です。
幣研究所は自他ともに認める大バカ者ですが、自身でバカだと自覚している点でほんの少しだけ「マシ」と思っております。
㈱日本富民安全研究所 拝
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