25日は競技フリーの開催日でした。その日は5時から都合がつけられたので、奥さまと二人で参戦。平日なのでどうかな?と心配をしていたら、ソースさんと山浩プロが時間に合わせて登場下さり、競技フリー早速のプレイボール、ならぬプレイ卓?となりました。

一戦目、山浩プロがタンヤオ裏1をリーチでつもるという理想的な4000オールを決めてトップを走る中、私のチャンス手を奧さまにばしばし潰されるという展開にあわわ。最後は山浩プロトップという状況のオーラスで、奧さま、ソースさん、私という着順。満ツモ条件の奧さまが、激しくポン。

ポン東ポン発ポン中XXXXドラ白

私の手牌が、

一二三三四五(12)1366白ドラ白

これ、芸人的には『押すなよ、押すなよ。』ていう状態ですよね。おまけに高いソーズの3ソウまで引いて、これを押す。その瞬間にソースさんからリーチが入って、次に引いたのが初牌の南で、もう無理ですどん。結果、ソースさんが見事な36ソウで一発ツモを決め逆転トップ。そして奧さまの待ちは南単騎でした。



二回戦目は、高原ユウスケさんが参加。奧さまが用事で抜けました。競技フリーの醍醐味は、なんといっても手役の重要性にあります。また、赤牌入れと違い、きっちり読めば、相手のリーチや仕掛けはそれほど恐れる必要はありません。その為の訓練にもなる競技フリーですから、やはりこれは面白い。

東一局、これでもかというぐらい絶二門して、迎えたチャンス手。しかし、対面の山浩プロが感じのいいリーチ。その私の手牌、

34567889西西西中中

58がほぼ枯れていますので、中を重ねるか、2引きに期待するしかないかな。と思えば、これを山浩プロより先に引けた時点で、展開がぐっと楽になりました。高いアガリが続いて50000点オーバーした私の親番、迎えた8巡目。

六七(22678)666779 ツモ8ドラ8

即リーチ打つのは当たり前ですが、それじゃあ麻雀が面白くない。私が選んだのは9ソウのテンパイ取らずから、次巡すぐの8引き、

六七(22678)666778ツモ8ドラ8

くくく、これぞ私のテンパイですな、とばしっと6ソウ切ったら、仕掛けていた高原さんに36ソウの1000点に打ち込んでしまいました、ばかーん。



こんな感じで山浩プロ、近野プロ対決は一勝一敗。三回戦はみるふぃーゆさんがご参加下さり、私は抜けて観戦へ。それにしても、みなさんテンポが速くてきれいです。そのテンポが前半戦は山浩プロをラスへ落とすも、四四五七を残す三色テンパイや、Wリャンメンを四暗刻に決め打ち、極めつけは788から、トイツ場を見切っての7切りリーチ、ツモってオモウラの満貫など、随所にプロらしい闘牌を見せて下さいました。結果、山浩プロ最終50000点越えのトップはさすがでしたね。



四回戦、山浩プロが時間の都合で退席、山浩プロ、ぜひこれからもこのような機会でご一緒したいですね。そして、ここからにゃみさんとRVGさんがご参加下さいました。ソースさん、RVGさんといえば競技麻雀の強豪、それに劣らず、高原さん、にゃみさんも素晴らしい戦いを見せておられました。その中で技ありと思った一幕が、RVGさんの手牌

二四五六七八八(23445)34ドラ3?

たいていの方は二を落とすと思いますが、RVGさんがここから選んだ牌は(4)切り。234と345を見るならこれしかないという、競技フリーならではの美しい選択ですね。結果、そのあとに2が埋まり、打ち込んだソースさんもまさかと思った満貫だったでしょう。しかし、そのソースさんもオーラスでハネ満返したりとさすがでしたね。

そして、時間切れを迎えた6回戦、高原さんがキレのいい麻雀を見せてダントツトップ。オーラス二着目の奧さまも、最後は手を仕上げて以下のリーチ。

二三四(234)2347999

捨て牌には45、58はすでに場に5枚飛んでいます。その時のRVGさんの牌姿が、

三五(6)667778南南XXX(メンツ)

のイーシャンテン。誰がこの8ソウを止められましょうか?最後はハネ満で締め括られた、味わいのある競技フリーの初日となりました。

長くなりましたが、競技フリーの感想として。うん、めちゃくちゃ面白いですね。特に赤牌がない事で、より手役やリーチのタイミングの重みが増すこと、時間切れのバランスと観戦OKなことも、とても麻雀の勉強になると感じました。

また、フリーですが場代の安さと成績のデフレも、お財布に優しい事も大きな魅力だと感じますね。

まだまだこれからのサービスですが、もっとたくさんのプロアマにご利用頂きたい。そして、競技フリーを通じて、もっと大きな交流の世界へと、足を踏み入れて頂きたいと思います。

開催は本日金曜日、なんば店にて17時より。明日土曜日は12時よりスタートです。私は明日の仕事が終わり次第、参戦予定です。

LINEのグループトークも盛り上がっていますし、これからもピーチ牌競技フリー、または近野理智男まで、お気軽にお問い合わせ下さいね。