当日使用した戦略カードは3種類で、使用は一回戦に一度だけ、各一枚制限としました。

 1、猛将カード

 2回戦以降に使用可能。この戦略を使用した場合、その回に大将が指名した味方チーム2名の選手のチーム得点の増減が倍になる。(マイナスも倍になる。)

 2、謀反カード

 2回戦以降に使用可能。この戦略を使用した場合、その回に大将が指名した敵軍チーム2名の選手の成績がマイナスだった場合、敵軍チームに与えるチーム得点のマイナスを倍にすることができる。(プラスは倍にならない。)

 3、決戦カード

 最終戦に負けているチームの大将のみ使用可能。この戦略を使用した場合、大将同士が同卓し、各々が副将となる選手をひとりずつ指名する。そして、決戦を使用したチームの大将と副将のチーム得点の増減が倍になるという、いわゆる逆転カード。(マイナスも倍になる。)


 これらをチーム同士で作戦会議を行い、敵軍チームに悟られないように封筒に入れて運営に提出をします。敵軍チームは誰が指名されたかはわかりませんが、試合開始前に何の戦略を使ったかをお互いに発表しますので、予想や警戒をしながら対局を行うことになります。(チームメイトはサポートしても構いません。)

 こんな感じで、第1回ミニ関ヶ原の戦いはスタートいたしました。試合は50分打ち切りの連盟Bルール、全4回戦で行われました。

 まずは16名の参加者で東南西北の掴み取りを行い、話し合いで両軍の大将を決めました。

 東軍大将:たっきーさん 東軍武将:フリコミンさん、中安P、GPシンさん、下野さん、おっしーさん、RVGさん、闘将騎士さん

 西軍大将:辻本P 西軍武将:Junさん、Ayaさん、レレレさん、欅(けやき)さん、すだちさん、掛樋P、近野Pタオルさんペア

 1回戦はお互いに様子見を設けての戦略なし。基本的に必ずしもチーム戦に協力する必要はありませんので、まずはのんびりと打ってもらいました。しかし、チーム戦を意識すれば、対面同士の12フィニッシュが理想形ですよね。1回戦は近野Pとレレレさんのワンツーが利いて、まずは西軍リードに。

 1回戦終了時、東軍チーム△63 西軍チーム+63



 ここで当然のように追い上げをかけようとするのが東軍大将の役目ですよね。作戦会議の結果、たっきーさんは2回戦目に猛将カードを使用しました。(猛将指名:中安P、下野さん)

 これを迎え撃つ西軍大将の辻本Pは勝者の余裕とばかりに戦略なし。まるで、徳川家康を彷彿とさせる余裕ぶりに大将たる貫禄を感じました。

 そして、2回戦は中安Pが二着と奮起したのですが、下野さんが敵軍に討ち取られてラスに落ちてしまい、作戦は失敗してしまいました。

 2回戦終了時、東軍チーム△137 西軍チーム+104

 大きく離されても、相手を沈めて自分が浮けば展開が変わるのが麻雀の醍醐味ですよね。3回戦は東軍たっきーさんが謀反カードを使用して、敵軍兵力を削りにかかります。(謀反指名:Ayaさん、レレレさん)大勝の西軍はまたも戦略を温存しました。

 この展開で、たっきーさん、RVGさんのコンビがAyaさんから△48を討ち取り、謀反成功で西軍に△96の大打撃を与えることができました。

 3回戦終了時、東軍チーム△88 西軍チーム+8

 いよいよ結末がわからなくなった最終4回戦。東軍たっきーさんは好調だったRVGさんを副将に指名して、決戦カードを使用しました。これを受けた西軍辻本Pは副将にJunさん指名。また、本丸が落とされた時の保険として、謀反カードを使用しました。(謀反指名、フリコミンさん、おっしーさん)



 大将戦は大勝を狙いたい東軍たっきーさんでしたが、下家の西軍副将Junさんがよい働きをました。まずはたっきーさんのアガリ牌を食いとり、その牌をぴたりと止めてまとめあげて、満貫をロン。辻本Pも落ち着いて点数を重ねると、西軍が圧倒的有利な展開に。

 南場では親をなくしてしまったたっきーさんでしたが、ただでは転ばないのが大将の器というものですよね。今度は親の残ったRVGさんを応援するべく猛烈にカンの大攻勢をかけました。

 その結果、RVGさんがJunさんから3900と12000を討ち取り、順位のバランスが拮抗しました。しかし、最後はJunさんが技ありのチートイツで東軍大将をラスに沈めて大将決戦を勝利。東軍チームは最終戦+46と最後まで踏ん張りましたが、惜しくも大逆転を果たすことはできませんでしたね。

 最終戦結果、東軍チーム△92 西軍チーム△48

 第1回は最後まで土俵際の横綱相撲を見せた西軍チームの勝利となりました。優勝おめでとうございました。

 個人賞3位は猛将で討ち取られながらも最後まで諦めずに戦った下野さん、2位は第一回征夷大将軍辻本P、優勝は猛将戦で活躍した中安Pとなりました。本当におめでとうございました。

 その他、ミニゲームなに絡んで頂いた皆様にも特別賞をもうけるなどしましたが、みなさまイベントはいかがだったでしょうか?私の説明べたで、事前に戦略がわかりにくなかった点など、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

 あと、忘れてはいけないのが大将への罰ゲームでした。敗戦した大将にも罰ゲーム賞をご用意いしました。



 思ったより似合いすぎて違和感がなかったたっきーさん。

 そして、私もなぜか罰ゲーム。




 こんな形で、コミニュティに運用できるような競技のあるイベントを、これからも色々考えていきたいと思います。また、お時間が合いましたら、みなさまに楽しんで練習して頂けるような機会を設けていきますので、お時間合いましたらぜひぜひですね。

 最後にまとめ編につづきます。