豪華キャストを贅沢に投入した映画で概ね期待どおりに良い映画でした。


それぞれの登場人物の思惑なんかも上手く表現されています。


三谷幸喜さんらしさが薄い作品のように感じました。

なので、三谷幸喜さんのファンの方にとってはいまいちの評価かも。

いいひとの心温まるお話の映画です。


ただ、少々見ているほうが恥ずかしくなるような白々しいかなと思えるようなシーンもあるので、評価の分かれるところだと思います。


設定としては家族の成り立ちが複雑で面白みがあります。

多少のつっこみどころはあるのですが、ストーリー展開や裏がある仕掛けは上手く出来ていると思います。


楽しいとか面白いといった映画ではないので、万人向けではないです。

予告編だけでは中身のわからない映画です。


単純な銀行強盗映画ではなく、色々と複雑にからんでいて面白いシナリオです。


傑作とまではいかないけれど、楽しめる映画でした。

予告編をみればあらすじや雰囲気がまるわかりの映画なので、鑑賞していても特に予想外の展開はなくストーリーが進みます。


それでも、良く出来た映画だと感じますし、観て損はない映画だと思います。

マジックを使って銀行強盗をやってのけたりする手品を題材にした映画です。


小さなマジックの種明かしはないけれど、大仕掛けのマジックの種明かしはされるので、見ていてストレスを感じません。


また、ストーリーもしっかりしているのでとても楽しめる良くできた映画です。

バカバカしい内容であることを前提に観に行くのであれば楽しめる映画です。


ストーリーの構成は、ややオムニバス形式を取っており、最終的にはそれぞれのストーリーが部分的に絡み合っている仕掛けもあり良く出来ていると思います。


エンディングのスタッフロールは、ミュージックビデオ風のままで終わって、まじめなのは無いほうがこの映画にはあっていて良かったのでは?と感じました。

とても残念な映画でした。


マネー経済への戒めや人類愛を描きたかったんだろうことはなんとなく理解できるのですが、ストーリー展開の脈絡のなさが厳しすぎます。


ストーリー展開中に真舟が誘われる意味ってなかたんじゃないの?といったシーンがあるのも厳しいと思います。

また、高遠のポジションがどういった地位にいて部下たちがいったい何者なのか、さっぱりわかりませんでした。