おとり捜査がらみの詐欺事件の映画です。


ストーリーは実際に起こった事件を元に作られているのでとてもよく出来ています。


テンポも良く飽きることなく最後まで楽しめます。


俳優の演技もすばらしく、ものすごく良く出来た映画でした。

予告編を観ればほとんどあらすじが分かってしまう感じで、良くも悪くもあのままの内容です。


予告編で紹介されていないようなシーンで色々なトラブルはあるのですが、そのあたりの演出が下手なのか、あまりドキドキ感やスリリングさが伝わってきません。


わたしはものすごく期待していたので、ちょっと不満ぶくみの評価ですが、映画としては結構良く出来ているほうだと思います。

とても楽しく良く出来た面白い映画です。


ふざけた感じの映画が嫌いじゃない人は楽しめると思います。

映画「謝罪の王様」がOKな人には特におすすめします。

(観ていない方は映画「ジャッジ!」の予告編を観てから行くことをお勧めします。雰囲気はつかめます。)


テンポがとてもよく、笑わせるネタも色々と詰め込まれているので楽しいです。

また、最後まで退屈することなくストーリーが展開されていく感じもここちよいです。

観る人によって評価が分かれる映画だと思います。


悪い点からのべると、単調なシーンが多く退屈な映画だなと感じる人も少なからずいるだろうなと思われます。

あと、リアルさよりも演出に重点をおいてしまったしたシーンがあるところも減点かな。

寒かったらヘルメット被っておくと思うんだけど、せっかくサンドラブロック起用してるんだしと感じたのかも。


ちょっとした行動やミスが大きなトラブルに発展するところや、宇宙空間の撮影などはとても上手く出来ていると思います。


いまできるベストを追求するのが好きな人には良い映画だと思います。

ストーリー展開のテンポはとてもよく長い時間の映画であるにもかかわらず、長さを感じさせないように作られていました。


十分良くできたストーリーで満足すべきかも知れませんが、登場人物の行動には少々腑に落ちないところがある内容で、私としてはモヤっと感の残る映画でした。


ほのぼのしたシーンだけでなく、ゼロ戦の空中戦シーンなども入っており良く出来ていると思います。

予告編を観た感じだと、妻である春の料理の腕で夫を出世させるだけの「ほのぼの映画」のようですが、本編を観るといい意味でちょっと違うことがわかります。


当時だと人が簡単に死んでしまうようなご時世であったことも理解できる映画で、とてもよくできていました。

映画としての作りは雑ですが、概要はわかりやすく演出された映画になっています。


細かい点については、容疑者や被害者が認めている部分と認めていない部分が絡み合っていて映画化するにはリスクが伴うのか、ざっくりとした感じの作りになっていて、ややぼやけた感じになっています。

雰囲気とかイメージ重視の映画なので、脈絡やインセンティブを考慮した行動などを気にかける人にはおすすめできません。


映像の作りや見せ方などは悪くないのですが、ストーリーや脈絡に無理がある映画なので、評価が分かれるところだと思います。

ソマリア沖の海賊事件について、実話をもとに製作された映画だけあって、とてもよい出来でした。


海賊側のインセンティブや社会情勢も多少説明されていたり、単なる善悪になっていないところも良かったと思います。


あとアメリカ海軍の力というか技術の進歩は凄いですね。

たんなる昔話の竹取物語というよりは、「裕福だけど不自由は幸せなの?」「自由で貧乏は不幸なの?」といった人生観に主軸がおかれたストーリーになっています。


子育て中の親御さんには少なからず影響を与える映画ではないかと思います。