母の誕生日は生憎の雨でした
5月8日にカーネーションとかすみ草の
花束を買ってきました
お墓に供えるつもりでしたので
アレンジメントフラワーではなく
処分が簡単な花束にしました
しかし、買ったあとになって
あ、実家にいるな と
いるわけないんだけど
お墓じゃなくて
実家にいるな と
私自身、スピリチュアルは
信じているわけではないけれど
昔から引き寄せられたり取り憑かれたり
そういうのが頻繁でした
言葉では説明しにくいし
証拠もないし
そもそももう存在しないし
あり得ないんだけれども
なぜか絶対に家にいると
思いました
違う、
思うというよりは呼ばれた?
伝えられた?知らされた?
表現しにくい
鼻と目と頭の奥がツーンとして
心臓がバクバクして
実家にいるのがわかった
でも本人は、死んだことわかってない
わかってないから普通にあの家にいるんだな
すぐお花を届けに行きたかったけれど
実家の鍵を家に忘れてしまったので行けず
連日雨が続いた為、
子供を連れて行く事もできず
しばらくは家にお花を置いていました
先日、やっと天気が曇りになった日
夫が休みの日だったので
娘と家に居てもらって
ひとりで実家に花を持っていきました
母親の部屋に入ったら
急に涙が溢れてきて
止まらなくなってしまいました
お母さん
お母さんと
呼んでいました
生きていたら62歳
60歳のお祝いには
旅行に連れて行ってあげるね
楽しみだね
なんて
いつ約束したかな
そうだ56歳の時
もう6年も前
1年後に逝っちゃうなんてあんまりだよ
約束したのに
連れて行ってあげられないまま
還暦なんて待たずに
すぐ連れて行ってあげれば良かった
ごめんねお母さんごめん
母が亡くなってからの
母の日と母の誕生日と命日は
毎年、ごめんなさいから始まる
ごめんなさい
ありがとう
ずっと大好き
世界で一番尊敬してる
いつも同じ順番
だってそうしないと
お母さんが死んだなんて
受け入れられない
泣きながら手をあわせた
実家を出るとき
来てくれてありがとう
はやく子供のとこに帰んな
って後ろから
帰り道は穏やかな気持ちでした