外出先の休憩席で、
優しそうなおじいさんが、
ベビーカーに乗った
赤ちゃんのお孫さんを
愛おしそうにあやす。
同じ子をもつ男性なのに、
私の父親との差を
目の当たりにして、
苦しくなった。
目が潤んだ。
人それぞれと
言うけれど、
そんなのきれいごとで、
正当化しようと
しているだけ。
悪い場合には
通用しない。
父親の愛情を
知りたかった。
母親も、
父親が異常な事を
わかっているから、
その分愛情を
注いでくれたから
母親には
感謝はしても
しきれない。
でも、やっぱり偏りって
出てしまいますね。
おじいさんの
優しい声が
耐え難い。
もう行こう。