灯りの消えた台所で
座り込みながら
携帯電話を弄る私。

部屋からリビングへ
出てくる父親。

私を見て
「何してるんだ。」

私は
「何でも
いいでしょう。」


と、いうより
見ての通り
携帯弄って
いるんですよ、
悪いですか?

いちいち覗きに
来ないで下さい。

寧ろ話しかけないで
下さい。

この間あなたが
私の左臑につけた痣は
どんどん広がって
治るどころか
悪化しています。

実に馴れ馴れしい。

私はあなたを
心から軽蔑します。


私の中では
まだ冷戦状態です。