こんばんは
デンタルエステサロン
richesse[リシェス]のブログです。
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相談事がなくても遊びに来てくださいねー
歯科医院を辞めてから、
行く場所がなくなり当然収入もなくなりました。
ほんの3年前のことですが、当時はデンタルエステの周知も今よりもっと低く、歯科衛生士が口のマッサージをしてお金をいただくなんてどうやって?という状態でした。
拳を握りしめたまま寝ていて、爪が指に食い込んで腫れていました。
お客様なんてほとんどおらず、こんな事をしたいんです、口の中はこんなに大切なんです、と会う人ごとに熱く語り(過ぎ)、モヤモヤクサクサしていたある日、知らない番号から電話がかかってきました。
「あ、朝山さん?〇〇やけど分かるかな?」
元担当患者の70代後半の男性の方でした。
実は相談があって。病気をして入院して今は別のリハビリのところにいるんやけど入れ歯が合わなくなって。外しててもいいんかな?
ここはものすごく自由な良い場所で、外出もしていいし、誰に会ってもいいねん。
朝山さん、元気にしてるかな、ちょっと声を聞こうと思って。
いつもの優しい声でした。
奥様を亡くされてから、一人暮らしでお弁当や菓子パンを食べていたWさん。
毎月来てくださっていたので簡単にレンジで作れる料理のレシピなんかをお渡ししていました。
入院しているリハビリ施設の名前を聞くと、そこはホスピスでした。
出先から病院に行き、口の中を見て歯ブラシと歯間ブラシをして、入れ歯安定剤が上手く使えないと聞いたのでお手伝いをして、ゆっくり話しました。
仕事はどう?
と聞かれて正直に答え、カバンに入れていたチラシを見せると、じっくり読んで
上出来や。こうやって一歩ずつやって行ったらいい。僕は60代までかなり仕事で儲かっていてね。でも、リーマンショックで全てを失って借金もして、そこから全く違う仕事を一から始めたんや。それまで関わっていた人が助けてくれてね。
朝山さんなら大丈夫。
頑張っているのがわかって安心したわ。
3年、頑張ったら絶対になんとかなるから。
頑張って!
そう言って、何か渡したいけど何もないなぁ。
と冷蔵庫から缶コーヒーを出して渡してくれました。
私はなんのお見舞いも持って行かなかったのに。
その後も何度かお見舞いに行きましたが、LINEの既読がつかなくなり、知ることが怖くてホスピスを訪ねることが出来ませんでした。
美味しい天ぷら屋さんがあるから行こう、と言っていたのは叶わなかったけれど、この夏で3年がきます。
人生の先輩の言葉を信じてここまで頑張ってきました。
Wさん、有難うございました。
richesseでは
・虫歯や歯周病などのリスクに応じたセルフケアのご提案
・口腔内外からの表情筋マッサージ
・唾液腺マッサージ
・お口や舌の体操(ミューイングトレーニング)
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を行っております。
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