
こちらのお客様の目には両目180本がついていますが、
太さ、長さ、カール、 合わせて10種類ほどの毛がmixされています。
これをmixせずにただ単につけていくと、人工的に。
人工的=不自然です。
人工的にぎっちり揃ったエクステを見ると、
寝ると目をつぶり起こすと目を開けるお人形に見えてしまうのは私だけでしょうか??
そういった仕上がりのまつ毛をしている方をよくみかけます。
「エクステが付いているな」とは思いますが、「綺麗だな」とは思いません。
かといって、mixを意識し過ぎるとバラバラでただ見苦しい仕上がりになってしまいます。
Richeのスタッフも、入店研修時、必ずこのスランプに陥ります。
それはひどい仕上がりになってしまい、とてもじゃないけれどお客様からお金を頂ける仕上がりではありません。
ではどうしたらいいでしょうか?
お客様の開眼時を想像しながら、目を閉じた状態でつけるべき毛の種類を見極め、
なおかつ不揃いにならないように毛を判断するのは絶対的な経験値が必要になります。
また、判断するスピードも必要になります。
もたもた選びながらつけていると、あっという間に1時間半~2時間かかってしまいます。
お客様がベッドに横になり、苦痛を感じずにじっとしていられる時間のリミットは1時間。
1時間を過ぎるころには、もぞもぞ体が動いたり、頭を動かしたりしたくなります。
(あまりお客様を寝かせてはいけないということは生徒さんには理解していただいていると思うので説明は省きますが、
あくまでもこれは眠っていないで横になって頂いている場合のことです)
リペアを含めて、本数が多い場合でも1時間ちょっとで終わるのがベストです。
だから、「どれにしようかな」 なんて考えている時間は1秒もありません。
mix技法の時間短縮トレーニングは、技術的なことが一通りできるようになってから。
独立・開業コースを選択されいてる生徒さんは、インターン期に入ってからここを徹底的にやりますので
しっかり身につけてくださいね。