リチャード・コシミズの放線菌与太話

伊豆のゴルフ場の土壌から、大村先生が見つけて下さった放線菌から、神の薬、イベルメクチンが作られた。

そういえば、猿は土を食う。これを「土食」という。人間でもアメリカン・インディアンなどは、健康維持のために土を食べる。泥水を呑む。

土中には、放線菌がいる。これを長期保存するには、凍結乾燥法が用いられる。つまり、乾燥状態で保存したものを体内に入れると菌が復活する?

抗生物質などの天然生理活性物質は、微生物によって生産されるわけで、その代表がフレミングのペニシリン。生理活性物質のほぼ70%が、放線菌により生産される。

生理活性物質
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生体の生命活動や生理機能の維持および調節にかかわる化学物質の総称。ごくわずかな量で生体に作用し、細胞の生成やエネルギーの産生にもかかわり、細胞の老化を防ぐとともに生体各器官の機能を正常に調節あるいは活性化させ、また免疫応答を維持するように働く。生理活性物質が不足すると、こうした生体の調節機能に支障が生じてさまざまな病態を呈するようになる。生理活性物質には、生体のアミノ酸から生成されるホルモン、神経伝達物質、インターロイキンをはじめとするサイトカインなどや、ビタミンやミネラル、酵素、核酸などが含まれる。(以下、略。)


体の中で、放線菌が復活して、増殖しちゃったりして。で、「ごくわずかな量」で体を正常に戻してくれて、免疫も賦活される。それで、いろんな病気が治っちゃうわけ?コロナとか、マールブルグとか狂犬病とか癌とか。

だったら、庭の土でも食べようか?ちゃんちゃん。というわけで、土の代わりにイベルの粉末を猫の餌にかけつつ、リチャード・コシミズが綴った、けだるい朝の与太話でした。