2025年の台北市のランタンフェスが2月2日から16日まで、北門駅から西門駅までの繁華街で開催されていました。

 

私と妻は2月5日に電車で西門駅に行き、出口を出てから直ぐ西門紅楼という美しい建物を見ました。

 

西門紅楼は台北市西門町という繁華街にある歴史的建築であります。

台湾初の公設市場として1908年に建設されました。

日本統治時代に日本人建築家の近藤十郎が設計した西洋風のレンガ造りで建てられ、八角形の建物と十字形の市場エリアがあります。

 

国民党時代に西門紅楼は劇場や映画館として利用されていました。

1997年に市の歴史建築として指定され、修復を経て文化創造空間として生まれ変わりました。

現在はカフェ、ギャラリー、劇場、お土産屋などが入り、多くの観光客やアーティストが訪れる人気スポットです。

 

西門紅楼:

 

 

西門紅楼のなかにあるカフェ:

 

西門紅楼の外にある広場にランタンフェスのサービスセンターが設置されていました。

 

 

繁華街の中華通りの歩道を歩くとあちこち色んなランタンの作品が置いてありました。

 

 

 

 

 

西門紅楼から中華通り沿い南に行くと西本願寺広場と樹心会館につきました。

 

西本願寺広場は日本統治時代の歴史を感じられる貴重な場所であり、現在は台北市民の憩いの場として親し(したし)まれています。

 

樹心会館はもともと真宗本願寺派の会館として建設されました。

最初の建設は1922年6月20日に始まり1923年2月10日に完成しました。

この建物の建設の目的は、当時の本願寺が布教活動するためで、講演会場や各種活動の集会場として利用されていました。

今はこの場所は全日開放されていて無料で見物ができます。

 

台北都心の静かな小さい広場で展示されていたのは沢山のシンプルなランタンでした。

 

西本願寺広場:

 

 

樹心会館:

 

街で展示されていた媽祖の神様のランタンも可愛いバージョンでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後6時前妻と一緒にメインランタンが設置されている中山堂の前の広場に着きました。

 

中山堂は台北駅と総統府の近くに位置する歴史的建築で、もともと日本統治時代の1936年に「台北公会堂」として建設されました。

設計は日本人建築家井手薫によるもので、ルネサンス様式とアールデコが融合させた独特なデザインが特徴です。

当時は台北最大の公会堂として、政治的な集会や文化イベント、演劇、音楽公演などが行われました。

1945年に国民政府が接収し、「中山堂」と改名しました。

台湾の近代史において重要な政治的な舞台となり、総統の演説や外交イベントなどが開催されました。

現在は歴史的建築として保存されながら、多目的ホールとしてコンサートや演劇、展覧会などが開かれています。

 

中山堂:

 

 

午後6時にメインランタンがライトアップして、音楽に合わせて回転し始めました。

私はその回転と色の変化を映像で撮りました。

 

メインランタンのパフォーマンス:


主灯:

 

 

それから北門という広場に行き、そこで展示されていた大量のランタン作品を見ました。

 

 

 

 

 

桃園のランタンフェスと同じ様に日本の地方を紹介するランタンも見かけました。