1月24日金曜日朝、食事の後まずバスでマリーン朝のスルタンの居城(きょじょう)である王宮に行き、見物した。

 

王宮の内部は普通の観光客に開放されていないので、中には入れなかった。

そのため皆で黄金色に輝く(かがやく)壮麗な正門を通って、大きい広場に行きツアーガイドの説明を聞いた。

 

何世紀にも渡って増改築が重ね(かさね)られ、現在はモロッコの国王がフェスに滞在する時に使われている。

 

  

 

  

 

王宮を出てからバスで南の砦( とりで )に行き15分で着いた。

そこからフェスの旧市街を眺望(ちょうぼう)しながら沢山の写真を撮った。

私たちが旧市街を眺めていたところ日本人のツアー団体がやって来た。

今回の旅行で初めて日本人のツアー団体に出会った。

 

   

 

 

 

南の砦( とりで )を離れてから近くの所にある有名な陶器(とうき)フェズブルーの工房を見学した。

 

ツアーガイドによると陶芸で有名なのはメクネス、サフィ、フェスの3都市で、この3都市だけでモロッコの全陶器生産量の8割を占める(しめる)。

その中で一番観光客に人気があるのがフェスの工房だった。

 

私たちが到着した時、職人達は真面目に色んな仕事をしていた。

 

  

 

細工は図面なしで完全に手作業なのでかなり時間がかかる。

 

  

 

未完成品コーナーに色んな未完成の製品が並んでいた。

 

  

 

様々な完成品はショールームの中で並んでいて綺麗に見えた。

工房の人によるとその店で買って海外に送る事も出来るが、メンバーたちは途中で壊れる事を心配して買わなかった。

 

  

 

陶器(とうき)工房を離れてからフェスの旧市街に戻った。

先ず旧市街の玄関であるブー・ジュルード門の傍でバスを降り, そこから旧市街に入った。

 

フェスの旧市街は外敵の侵入を防ぐ(ふせぐ)ために非常に複雑な街の構造になったので、世界一の迷宮都市と呼ばれている。

ブー・ジュルード門に入る前にツアーガイドは絶対に道に迷わない様にメンバー全員に呼びかけた。

 

 

 

それから一日中ずっと観光客で溢れている旧市街で見物したり、買い物した。

 

街に入った後、台湾人のツアーガイドが前を歩いて先導し、地元のツアーガイドは私たちの後ろに付いて皆で街を歩いた。

街には様々な店がり、色んな日用品や、果物や、お土産などが売っていた。

 

  

 

  

 

そして街にあるフェズ ブー・イナニア神学校に入り、見物した。

 

ブー・イナニア・マドラサは1357年にブー・イナニア王が建設したフェズ最大のマドラサ(イスラム神学校)である。

 

 

 

神学校を出て旧市街のレストランで昼ご飯を食べた。

 

そして旧市街の中にある織物の工場に見学しに行った。

工場の職人が制作の手順を説明した後、皆で喜んで様々なシルクスカーフを選んで沢山買い、砂漠に入る前の準備をした。

 

 

 

それからタンネリ(革(がわ)鞣し(なめし)職人地区)に行き、見学した。

皮革( ひかく )は工芸品に加工する前に、腐(くさ)ったり硬くなったりならないように革をなめすという工程を工房の一階でしていた。

 

二階に製品の仕上げコーナーと完成品が展示してあり、様々な鞄や、ベルトなどの皮革製品が売っていた。

値段があまり高くないので色んな製品を買った人が多かった。

 

 

 

  

 

旧市街を出た後、皆でホテルに戻り、中のレストランで晩御飯を食べた。