平造の妻の光子は心が非常に優しくて、綺麗な女性だ。平造が家の仕事を全くやらないのに、それでも光子は平造と仲良がいい。そして団子屋の仕事が終わるといつも子供達を抱きしめる。

 


 

毎日寝る前に息子に物語を聞かせてあげる。偶には隣の奥さんと一緒に喋りながら、赤ん坊に乳をあげる。

 
 

彼女のもう一つの趣味は鏡を見ることだ。メイクを見るためだけに鏡を見るんじゃなくて、一日中何回も見ている。

 

 

息子と一緒に遊んでいる時も偶に見る。


 

その影響で息子の寅次郎と佐留次郎も時々鏡を持って見ながら、鏡の中の自分とキスする。

 
 

偶に平造はその妻の行為に対して不満を口にする。

 
 
つづく
第五話 祭りでの食事会