ジュリアです

東京国立博物館・表慶館で
特別エキシビションとして
開催中の「エルメス
レザー・フォーエバー」に
行ってきました。
雨の予報にも関わらず
傘を持たずに出かけた晴れ女

ちょうど博物館に着く頃
本降りになってまいりました

♪ 雨に~濡れなが~ら~
…の三善英史だよ
古っ!
古っ!ショップでいただいたポストカードと
チケットを交換し

いざ、表慶館へ!
すると、チケットブースの女性が
歩み寄り、傘をさしかけて
下さるではありませんか!
「お出口の傘立てに
この黒い傘を置いておきますので
お帰りもお使いください」って。
さすがHERMESさん!
ハイブランドはサービスも
エクセレントです。
最初の部屋では、様々なレザーが
私たちをお出迎え。
HERMESの原点とも言うべき
上質の革素材です。
次の部屋では、フランス人の
職人さん(若い男性でした)が
BAGを作る工程を
見ることができました。
ミシンは一切使わず
すべて手縫いなんですって。
あらかじめ印をつけて
(洋裁のルーラーのようなもの)
この木に挟み縫い始めます。
一本の麻糸の両端に針を2本。
かたい革に針を刺して引っ張っても
糸が針から抜けないように、
ただ針穴に糸を通すだけでなく
独特の方法で糸をしっかり
針に巻きつけます。
この作業だけでもかなりの技。
そして、2本の針で裏表から
ステッチを入れるのですが
直前にキリのような道具で
穴を開けて、キリを抜くと同時に
針を迎え入れるような形で
ひと針ずつ縫っていきます。
傍にいらしたおじさまが
「これだけ手がかかってるなら
ン十万円も頷けるなぁ」って。
まったくその通りです。
広げた一枚の革に
ケリー・ポリード・コンスタンスの
パターンが描かれるというもの。
当然ながら、最初は一枚の
「平面」なんですよね。








