ジュリアですサンダル



以前読んだ安野モヨコさんの

おしゃれにまつわるエッセイに本

「『◯◯っていうお店が…』という

発言はいかがなものか?」

…との下りがありました。

◯◯が、すでにメジャーな

ブランドやショップ名の場合

「私は流行に詳しいから

知ってるんですけどぉー」みたいな

今更ながらの上から目線は

かえって恥ずかしい汗

まさに安野さんの言う通りです。



先日、ある方が

こんな言葉を口にしました。

「□□って知ってます?」

(※□□とは…2年くらい前に

流行ったニューヨークのブランド。

独特のロゴマークの靴や

バッグが有名です)

「△△(とある地方都市名)に

旅行したら、□□の靴を

履いている女性がたくさんいて

東京なんかよりずっとオシャレな

街だと思ったわ。

私、今□□の靴がスゴク欲しくて」

それはご自由です。

どうぞご購入下さいな。

でもね、今の東京で、その街ほど

□□を見かけないのは

すでに流行が下火になってるから

…とは思わないのかなぁ?

「□□って知ってます?」

って聞かれた時は驚いたぞ。

△△という街をバカにする気は

毛頭ございません。

むしろ上品でお洒落な街です。

でもそれは、□□というブランドを

頻繁に見かけるから、ではなく

もっと深い歴史と文化を育んできた

街だから、だと思います。

(生涯で二度しか

訪れたことないけどー[みんな:02]



仕事柄、私は、今のトレンドを

多少知っておく必要があるけれど

実際に取り入れるか否かは取捨選択。

流れの速さは世代でだいぶ違うから

20代ですでに下降傾向にあるモノに

40代~のミセスがやっと飛びつく

…なんてこともあります。

それは世代毎のライフスタイルや

文化の発信源の差もあるので

遅いから悪いワケじゃない。

流行に敏感だから良いワケでもなく

流され過ぎるのも「自分」がないし

流されなさ過ぎもどうかと思う。

あー何言ってるのか

わからなくなってきた?[みんな:01]



お洒落って常に未完成。

リチャードが「お洋服は生き物」と

言っていましたが

先週イケてたファッションが

今週すでにNGなこともあります。

視野は広く、でも自分を持って

だけど勘違いはしないで…

って、結構難しいよね。





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