ジュリアですサンダル



今朝、駅に向かう道すがら

小学校1年生と思しき

黄色い帽子を被った男の子が

しょぼんと立ち尽くしていました。

心配になってついて来たのか

お母さんが「どうしたの?

忘れ物でもした?」と声をかけます。



男の子は下を向いたまま動きません。

でも、足が学校に向かない理由が

必ずあるはず。

お母さんは腰を落として

男の子と目線を合わせ

ゆっくりと話しかけていました。

例え今日はダメでも

明日あさって必ず、男の子は

学校に行くことができるよね。

あのお母さんなら大丈夫。



以前「親業」という講演で

教えていただいたお話です。

子供が(幼稚園児でも高校生でも)

「学校に行きたくない」と言った朝

たいていの親は「どうして?」とか

「具合でも悪いの?」とか

聞いてしまいますよね?

でもそれは、状況によって

答えを急かしたり先回りしてしまい

あまり良いことではない…と。

では何と言ってあげるのがベター?

「学校に行きたくない」と呟く子供に

まずは「行きたくないんだね?」と

オウム返しに同調してあげるのが

第一歩だそうです。

子「うん。頭が痛い」

親「頭が痛いんだ?」

愚直に、子供の言葉を復唱し

同調することで心に寄り添うのです。

決して子供を甘やかすワケではなく

「どうする?」「どうしたい?」を

子供に考えさせる。

「今日お休みしても、ずっと学校に

行かなくて済むワケじゃない」ことは

子供なりにちゃんとわかってる。

「どうせ仮病でしょ!

行きたくない理由が他にあるの?」

なんて、先回りしたら

子供はもうお布団に潜って

口を閉ざすだけです。



駅に到着すると今度は

「電車でのマナーも守れないのっ!?」

…とヒステリックに怒鳴っている

お母さんに遭遇しました。

きちんと教えてあげなくちゃ

守れるどころかマナーの存在すら

わかりませんよ。

このお母さんは

目線を合わせるどころか

我が子とはまったく別の方をみて

怒鳴ってましたね。




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