アウトローと1/100
僕の言う本当のアウトローは法を犯している人たちではなく、
常識という名の思い込み・皆が「普通」と言っている固定観念から逸脱している人たちのこと。
つまり100人いたら、割合でいうと1人くらいの人たち。
簡単に言えば、学年に1人はいる団体行動の苦手な変わり者。
僕自身、完全にそうだと思うし、お取引をさせて頂いている会社の社長様はじめ、友人の社長など会社を起業しているような人たちは、この手のタイプがとても多いと思う。
昔、僕の尊敬するダウンタウンの松本人志が著書「遺書」の中でこんなことを書いていた。
「僕は、皆が右に行ったら、必ず左に行きます。
僕の進んでいる方向が間違っていたら、大変だけど
僕の進んでいる方向が正しかったら、ダントツでトップになるから。」
一般的には「天邪鬼」とか言われてしまうかもしれないけれど、これが本当のアウトロー。
めちゃくちゃ格好良い。
0か100か、みたいな感覚が、当時10代だった僕をぞくぞくさせた。
このフレーズはいまだに、僕の中で強烈に残っていて、今でも時々思い出して初心に帰ってみたりする。
そして、本が発売されてから15年程経つけれども、今のところ彼を超えるお笑い人はまだ出てきていない。
当社のお客様に、その業界でダントツのトップを走っていらっしゃるお客様が数社あるのだが、そういったお客様も同じことが言える。
そういった方々とお話をすると、
いわゆる<業界の普通>、<業界の一般常識>なんてものをはるか超越した思考を持っていることを知り、
「さすが業界のトップだ!」
と毎回驚いてしまう。
しかし考えてみれば、<常識>とか<普通といわれる感覚>なんてものは、大昔のどこかの誰かが勝手に言い出して、100人いたら99人がそれに追随しているから、何となく当たり前みたいになっているだけで、あくまでも個人的には大して意味なんかないと思う。
21歳の頃、僕も就職活動をした時のこと。
こんなエピソードがある。
当時、僕が就職活動をしていた年は昨年や今年同様<就職氷河期>と言われた時代で内定を獲得するのが非常に大変な年と言われていた。
とある会社(有名な上場企業ですが)で集団面接(一次面接)があった。
企業側の方が5人、面接を受ける人数は僕を含めて確か5人。
同じ質問をされて、端っこから順番に答えて行くというものだった。
僕は一番端っこだったので、一番最後に答えることになっていた。
「他の会社は受けていますか?受けていたら内定状況なども教えて下さい。」
「他社は受けていません。御社だけです!」 (学生A~D)
「もちろん同業他社も受けています。ほとんどの会社で内定もしくは最終面接まで進んでおります。 」(僕)
学生A~Dが 「お前、やっちゃったね!」みたいな顔をしたのを今でも覚えている。
おそらく、その年の「面接の達人」的な就職活動本で、そういう質問が出たら、そういう風に答えなさいとか書いてあったんだと思う。
(僕はこの手の本には全く興味がなかったので細かい内容は良く分かりませんが)
「会社に入ってからの目標を教えて下さい」 (面接官)
「御社で定年まで働きます!」 (学生A~D)
「僕は3年で独立することを前提として、就職活動をしています。
ですから3年後には会社をやめます。
ただし、辞めるまでの3年間に営業成績トップを約束します。
ですから、御社で<一番ノルマや仕事の厳しい部署>に行かせて下さい。」 (僕)
当時何も考えていなかったと言えばその通りだが、何かその場しのぎで相手に気にいられるために思ってもいないことを言うということがどうしてもできなかったのだ。
この時も学生A~Dの「お前ばかか!辞めるとしてもここで言わないのが普通だろ!はい!1人消えた!」みたいな顔を今でも覚えている。
そして
「最後に何かございますか?」 (面接官)
「いえ、特にございません。ありがとうございました!」 (学生A~D)
「もし御社から内定を頂いた場合、次の日から無給で結構ですので仕事を覚えたいので、出社したいのですが。」 (僕)
学生A~Dは「何言ってんだ?こいつ」みたいな顔をしていましたが、面接官の方達が何かを話し込んでいた。
そして、面接が終了し、帰りの電車を待っていると携帯が鳴った。
さっきまで面接をして頂いた方からだった。
「急で悪いが、当社の社長が面接をしたいと言っている。
二次面接、三字面接は免除するから、●日に社長と最終面接をして欲しい。」
そんな感じの電話でした。
そして社長との面接では、僕の将来のビジョンからプライベートなことまで1時間以上も話し、その場で内定を頂いた。
「今、うちの会社には君のような普通じゃない奴が必要なんだ。
これからの企業はこういう人間が変えていくんだ。」
その時に社長に言われた言葉が僕の将来の生き方を確信させた。
(社長自体も、当時業界では変わり者と言われていた方でしたが)
「分かる人には、ちゃんとわかるんだな。」そう思った。
つまり何が言いたいかというと、こういうご時勢になると人は皆保守的になってまるで、金太郎飴みたいになってしまう。
皆、右側に向かって走っていたら、その時は皆がいるから気持ち的には安心かも知れないけれど、それが正しくなかったらどうすんの??って思う。
赤信号皆で渡ったら、怖くないけど、皆ひかれるぞ、みたいな。
こういう時代こそ、「ぶっ飛んでる奴」が必要だ。
ある尊敬する社長さんがおっしゃっていたけど
「本当に凄い奴と、馬鹿は紙一重」
うまいこと言うな。
僕自身、ぶっ飛んでる奴は大好物だ。
若者よ、出すぎた杭になれ!!