Air Jordan XXXIII "Vast Grey"
XXXIIIと書くと仰々しいですが、もう33作目になるエアジョーダン。
シューレースを使わない、もともとレトロフューチャーなデザインだった今作ですが、このレトロな色合いで更にその雰囲気が増しました。
白ではなくくすんだクリーム色をベースに色名Vast Greyのグレーを配置したカラーリング。
挿し色のオレンジやグリーンがまたレトロな雰囲気です。
履き口後ろのパーツは外に向かって曲がっている上、結構なハイカットなのでだいぶボリュームがある印象です。
イリディセント素材のNike Airのロゴもいいですね…
上から見ても大きめのシルエット。コービーシリーズばかり履いている自分としては結構ボリュームがあって違和感を感じます。
この辺りのアッパーに描かれたSF風のライン、「2001年宇宙の旅」とか「スターウォーズ」とかのレトロなSF好きなおじさんにはたまりません。
アッパーにちょいちょい書かれた注意書きとか、EJECTとか、なんなんですか、もう…
たまたま家にあったスターウォーズのBB8のポップコーンバケツと並べたらマッチし過ぎです。
ヒールロゴと同じくイリディセント素材のジャンプマンロゴ。
今作は随分とシュータンが大きくゴツいです。
外に張り出したような履き口後ろのパーツも、金属の部品があしらわれていて相当ゴツいです。
それもそのはず。このモデル、履くときにエラい力を入れて、ちゅぽんと足をねじ込まないと履けません。
シュータンとヒールのループを掴んで足を押し込んだのですが、ループが千切れるかと思いました笑
一度足を通してしまえば今作の新技術、Fast Fitを使って締め上げるだけ。靴底のこのギミックがキチキチキチ…と回る姿は少年心…いえ、中年心をくすぐりますね。
脱ぎ履きは先述の通り足をんしょんしょと引っこ抜いたり押し込んだりしなければならないのでそんなに簡単ではありませんが、ホールド感の調整はFast Fitのおかげでラクラク。
ゲームのたびに緩めたり締めたりと、調整してました。
この辺の感覚は昔のPUMAのディスクシステムや、スノボーブーツのboaレーシングとよく似てます。
個人的に好きなパーツがこのヒールのプラスチック。
これこそおもちゃに使いそうな透明なパーツです。バスケで割れたりしないのかしら?と思っちゃいますね。
「飛ぶために作られた」今作。実際私にはその効果はあまりなく、ゴツい見た目と重い作りの割には動きやすいな、と言った印象。
何よりも練習が終わって靴を脱いだ際の開放感…まるで宇宙服を脱いだ宇宙飛行士のようにリラックスできました…
あれ…?