どんなにそれが
幸せか』
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あるブログで紹介されていました作文を読み、
これはうちのタレントに配布しなければと思い、
配布したところ、
うちのタレントが、
「みんながこの作文を読んだら、
少しは世の中が変わるんじゃないかなと思いました」
というので、
ブログでも掲載しようと思いました。
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タレント(16歳)の感想です。
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[命を見つめて]を読んで私は、
今まで1日1日を当たり前に過ごしていたけれど
世の中には病気や戦争などで、
生きたくても生きられずに亡くなっていく人がたくさんいて、
私は、今こうして普通に生活してるだけで、
とても幸せだと思いました。
猿渡瞳さんの作文を読んでみて、
私はこうして生きていられることがすごく幸せで
猿渡瞳さんは病気になっても、
すごく前向きに生活をして病気を治してすごいと思いました。
今の世の中人が人を殺したり、
簡単に命を絶ったりする人が多い中だから、
そういう人みんながこの作文を読んだら、
少しは世の中が変わるんじゃないかなーと思いました。
今日から私は、
1日1日を大切にして、
悔いのない生活をしていきたいと思いました。
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それでは、あるブログで掲載されていた作文と感想です。
〈猿渡瞳さんの作文「命を見つめて」全文〉
みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。 実は、幸せが私たちの一番身近にあることを病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」ということなんです。
私は、小学6年生の時に骨肉腫という骨のガンが発見され、約1年半に及ぶ闘病生活を送りました。この時、医者に、病気に負ければ命がないと言われ、右足も太ももから切断しなければならないと厳しい宣告を受けました。
初めは、とてもショックでしたが、必ず勝ってみせると決意し、希望だけを胸に真っ向から病気と闘ってきました。その結果、病気に打ち勝ち、右足も手術はしましたが残すことができたのです。
しかし、この闘病生活の間に、一緒に病気と闘ってきた15人の大切な仲間が次から次に亡くなっていきました。小さな赤ちゃんから、おじちゃんおばちゃんまで年齢も病気もさまざまです。厳しい治療とあらゆる検査の連続で心も体もボロボロになりながら、私たちは生き続けるために必死に闘ってきました。
しかし、あまりにも現実は厳しく、みんな一瞬にして亡くなっていかれ、生き続けることがこれほど困難で、これほど偉大なものかということを思い知らされました。
みんないつの日か、元気になっている自分を思い描きながら、どんなに苦しくても目標に向かって明るく元気にがんばっていました。それなのに生き続けることができなくて、どれほど悔しかったことでしょう。
私がはっきり感じたのは、病気と闘っている人たちが誰よりも一番輝いていたということです。そして、健康な体で学校に通ったり、家族や友達とあたり前のように毎日を過ごせるということが、どれほど幸せなことかということです。
たとえ、どんなに困難な壁にぶつかって悩んだり、苦しんだりしたとしても、命さえあれば必ず前に進んで行けるんです。生きたくても生きられなかったたくさんの仲間が命をかけて教えてくれた大切なメッセージを、世界中の人々に伝えていくことが私の使命だと思っています。
今の世の中、人と人が殺し合う戦争や、平気で人の命を奪う事件、そして、いじめを苦にした自殺など、悲しいニュースを見る度に怒りの気持ちでいっぱいになります。一体どれだけの人がそれらのニュースに対して真剣に向き合っているのでしょうか。
私の大好きな詩人の言葉の中に「今の社会のほとんどの問題で悪に対して『自分には関係ない』と言う人が多くなっている。自分の身にふりかからない限り見て見ぬふりをする。それが実は、悪を応援することになる。私には関係ないというのは楽かもしれないが、一番人間をダメにさせていく。自分の人間らしさが削られどんどん消えていってしまう。それを自覚しないと悪を平気で許す無気力な人間になってしまう」と書いてありました。
本当にその通りだと思います。どんなに小さな悪に対しても、決して許してはいけないのです。そこから悪がエスカレートしていくのです。今の現実がそれです。命を軽く考えている人たちに、病気と闘っている人たちの姿を見てもらいたいです。そしてどれだけ命が尊いかということを知ってもらいたいです。
みなさん、私たち人間は、いつどうなるかなんて誰にも分からないんです。だからこそ、一日一日がとても大切なんです。病気になったおかげで生きていく上で一番大切なことを知ることができました。
今では心から病気に感謝しています。私は自分の使命を果たすため、亡くなったみんなの分まで精いっぱい生きていきます。みなさんも、今生きていることに感謝して、悔いのない人生を送ってください。
(朝日新聞より引用)
追記 :
昨年(平成16年)9月、13歳で亡くなった猿渡瞳(福岡県大牟田市の田隈中学2年)さん。
小学6年の時に骨肉種が見つかり既に肺にも転移、医師から『余命半年』を宣告されました。
ガンと正面から闘ってもらいたいと考えた母・直美さんは、身を切るような思いで11歳の瞳さんに告知されたそうです。
その時、瞳さんは大粒の涙を流しながら、
『教えてくれてありがとう。でももっと早く言って欲しかった。その分早く(病気と)闘う事ができたもの』と悔しがり、『でも、大好きなお母さんがガンじゃなくて、私がガンで本当によかった。』と。『絶対に治る』ことを信じ、生きるため希望に向かって、1年9ヶ月ガンと正面から闘い続けました。
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タレント(19歳)の感想です。
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私も中学生の時に同級生を白血病で亡くしました。
その時どんなにいのちがかけがえのないもので
はかないものなのか知りました。
その時ゎ私自身が幼く、
周りに亡くなってしまう人なんていなかったし、
人が死ぬということがどんなことか、
あまり分からなかったと思います。
でもあんなに元気だった同級生が、
突然入院してしまい、
一年後にゎもうこの世にゎいませんでした。
私の友人も、
最後まで生きることをけっして諦めませんでした。
私達にとってゎ簡単に出来ること、
「大好きなラーメンをもう一度口にしたい」と、
笑って話してくれたのをまだ私ゎ覚えています。
でももぅその友人ゎこの世にゎいません。
その友人を亡くした時から、
死ぬということがどんなことなのか分かりました。
そして本当の幸せも何か分かった気がしました。
今こうやって何も考えなくても呼吸ができて、
携帯がさわれて座っていられること自体幸せです。
だから何に対しても感謝の気持ちを忘れたくないと思います。
日々を無駄に過ごすのでなく、
せっかく健康に生きていられるのだから、
精一杯やれることをしたいです。
私ゎまだまだ完璧にゎ程遠いですが、
日々の幸せを噛みしめて生きていきたいです。
友人の分も。
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タレント(18歳)の感想です。
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小学校6年でこんな感情が出ていて素晴らしいと思いました。
本当にそうだなあとしみじみ実感させられました!
病気になったからわかった事だけれども、
すごいと思いました。
本当に命があるだけで特別なんだと言う事を
誰もが知るべきで理解する事が大事だと思いました。
変な事を言う様なんですが、
私は妬まれたりするのは良くはないけど
悪い事ではないと思いました。
自分を同じ人間と見てくれてるのかなと思った事がありました。
妬む事はいけない事だけど。
こんな事は小さな事で、
それよりもいきれなかった人たちのために
一生懸命毎日を生きるべきだと思いました。
家があって学校に行けてるだけで
幸せはとても大きいと思いました。
独りになっても
ポジティブにそう思い出して
生きていけば良いと思います。
猿渡瞳さんに感謝します。
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猿渡瞳さんに感謝いたします。
また、この作文を紹介して頂いた、
方に感謝いたします。