さて、前回は競馬が好きになったきっかけと、タマモクロスについてかたりましたが。

今回語るのは競馬が好きな両親の話です。

 

両親といっても、今現在父親は亡くなっているので好きな馬とかは聞けなかったんですけどね

ただ、3連単など買った際「一着の馬が4位だったら3連単当たってたんだよ!」とかぬかしていたらしいw

 

てことでまあ親父のことはおいておいて母親の競馬好きについて私の方からお話していきましょう。

 

母親が競馬を本格的に見始めたのはミスターシービーのクラッシック時期からですね。

シンザンから15年目後くらいですね。そこでとりあえず競馬をほえーって見ていたという母。うちの母はぶっちゃけなんとなーくで生きているような気がするので、まあなんとなく見てたんでしょう。

そこでミスターシービーが三冠を達成して、すげえとなって競馬に入ったそうな。

 

競馬に入ってからはミスターシービーや主戦騎手吉永さんのファンになってたそうで、最近ハミツリしている馬をみるだけでシーちゃん(ミスターシービーのあだ名)みたいな馬いる~とか言ってたんで相当思い入れ深いようです。

でミスターシービーみててうおーとなっていた母ですがその一年後とんでもねえ馬が出てきます。

そうシンボリルドルフですね。シンボリルドルフによりシーちゃんはコテンパンにされてしまうのでした。

そんなルドルフはさぞ憎かったでしょうね。当時はシーちゃんは顔がイケメンでシンザン以来の三冠馬で相当ファンが多かったようで、一回だけルドルフを抜いた時には歓声がすごく沸き立っていたそうです。ルドルフは七冠馬でしたが、どこかヒール感があったと俺と母は感じていますね。

馬はみんな頑張っているのでルドルフは悪くないんですが、まあどうしてもってところですねw

てことでルドルフによってシーちゃんの騎手吉永さんも追い込み捨てて戦法変えてまで戦いましたが、負けてしまいました。

そんなわけでルドルフはつえーと思っていたんですが、シーちゃんの同期、カツラギエースやギャロップダイナが皇帝相手に勝利を収めました。

 

カツラギエースはうちの親も好きな馬の一人であり、l逃げ馬ですね。ジャパンカップにおいて皇帝ルドルフや当時の外国産馬を相手に逃げ切り勝ち。驚異的な逃げを見せてくれました。三冠馬キラー、強者に強い。なんか仮面ライダー剣の橘さんみたいな馬ですね(伝わるかな~)

ん?橘さん!なぜ見てるんです!?

 

話がそれましたねw

てなわけでミスターシービーが母の競馬の原点です。

ミスターシービーはいい馬ですね。当時ではタブー破りとも言われた追い込みでド派手な勝ち方をする。逆にルドルフの競馬はぶっちゃけつまらないかなって、まあこれは後のディープインパクトにも言えるかなって。(完全に俺の意見)

ミスターシービーへの思い入れはとても深いようで、今でも強い馬は?と聞くとシーちゃんが出てくるほど。

タマモクロスが好きだったりシーちゃんが好きだったりで追い込み馬好きなんだな。

それは俺も同じで追い込み差しの後方からどぴゅーんという走りが好きですね(その割にディープはつまらない)

ここも親子似ているんですね。

 

だいぶ前になんですが、千葉県の成田らへんにあるシーちゃんのお墓に行ったことがあります。

その時はとても雨が降っていたんですが、シーちゃんのお墓に着くころにはすっかり雨が止んでいて、雨雲から光がたくさん差し込んでいました。それはまるでシーちゃんが俺が来るのを歓迎しているような、そんな感じがしました。

(左シーちゃん 右シービークイン)

 

千明牧場跡地を手入れしている方もとてもいい方でして、いろいろなお話を聞きました。広い牧場後の草を一人で刈り取ったりと聞きました。

一応快く墓参りを許可してくれました、もし行こうかなと考えている人がいましたら、是非。

そんな歓迎してくれたミスターシービーのお墓を見て、どこか近くにシーちゃんがいたような気がして、そんなミスターシービーが僕も大好きになりました。きっと彼はイケメンなので、わざわざ地上に会いにきてくれていたのでしょう。

常識破りの三冠馬は雨すらも破ってくれたんですね。

 

ミスターシービーはウマ娘にもなっていて、試しに母に見せたら、雰囲気がやっぱりミスターシービーに似ているものがありました。

シーちゃんはウマ娘として今は生きていて、またたくさんの人に愛されていく。とても嬉しいことじゃあないですか?

今後もきっと、新たな常識も何もかも破ってくれるでしょう。