【管釣りの針】使い分けやオススメは? | 【管釣り・エリアトラウト】続・e島のブログ

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考えて釣る!!をモットーにあれこれ理屈をこねながらマイペースに釣果を報告していきます。




前回のブログからだいぶ時間があいてしまいました…

気づけば2021年初ブログ…

遅くなりましたが、本年もどうかよろしくお願いいたしますm(__)m



さて、記念すべき(?)2021年一発目のテーマはずはり「針」です!!

自分なりのイメージ、理論で針の「使い分け」や「状況ごとにオススメな針」をみなさんと共有できたらと思います。

それではこれより本題です。

ぜひ最後までご覧くださいm(__)m



■針の使い分けは必要■

⇒ 針は魚の食い方によって使い分けよう


みなさんもプリンを食べるときはスプーン、ハンバーグにはフォーク…みたいな感じで食べ物によって食器を使い分けますよね?

もちろん、プリンを箸で食べられないわけではありませんが効率がよくない💦

針もいっしょで、どんな針でも針先がしっかりしていれば魚は釣れます。

ですが、バラさないなどの効率を考えたときに状況にあった針とそうでない針がどうしても出てきてしまいます。

そこで、これからの話では魚の食い方に合った針を選ぶことを「使い分け」として、針について深堀りしていきます!!





■針には向き不向きがある■

針先の違いを知ることが使い分けの第一足


お店にいくと管釣りの針がたくさん売られていて「結局何が違うの」って思ったことないですか?

その気持ち、わかります。
 
いまでこそ偉そうにあれこれ書いていますが、自分は当初あれやこれやと針を買っては…

試して…

迷って…

また買って…

と無限ループに陥ってました💦

そう、まさにこれは泥沼(笑)

なので、みなさんにはそんな思いをしてほしくありません!!

そこで、ここではポイント(針先)に注目して、針ごとの向き不向きを説明していきます。

なお、ポイント以外にも針にはゲイプ、シャンク、軸の太さなどの重要な点がありますが…

今回はあえてポイントだけに注目してブログを書いていきます。




管釣りの針のポイントは主に2種類に別れています。

針先が真っ直ぐなのが「ストレートポイント」。

針先が内側に絞られているのが通称「ねむり」。

ねむりのある針を「ねむり針」なんて言い方もします。



で、まずはストレートポイントから。

ストレートポイントの長所はずばり初期掛かり!!

針先が真っ直ぐなので魚の口に針の先端が触れやすいのが特徴です。

しかし、その一方で先端が触れやすいということは「チクっ」と刺さる違和感が魚にも伝わりやすいということでもあります。

そのため、タックルバランスが合っていなかったり、アワセのタイミングや強さが合っていないと針先だけがわずかに刺さっている状態になりがちです。

そうすると、取り込むまでに針先が抜けてしまったり、口の柔らかい部分に掛かっていれば身切れでバレてしまうデメリットがあります。



さて、ねむり針はと言うと…

針先が内側に絞られているので、ストレートポイントに比べて初期掛かりはしにくいデメリットがあります。

しかしその反面、針先が少しでも掛かってくれさえすれば小さな力でもじわじわと刺さってくれるというメリットがあります。

また、針が口の中に入っても針先が触れにくいので魚が痛みを感じにくく、安心して口を閉じてくれるので、そこからのアワセで結果的に深く掛かってくれるというケースも期待できます。

と、ここまでだいぶ長くなってしまいました💦

丁寧に読んでくださってありがとうございます。

次の項目ではいよいよ使い分けと状況ごとのオススメの針を説明していきます!!

ラストスパートをかけますので、最後までどうかお付き合いくださいm(__)m




■針の使い分けとオススメ■

基本はまず3種類の針を使い分けることから


自分は状況にあわせて、

・ハニカムフック(ロデオクラフト)
・SP31(ヴァンフック)
・MKシャープ(ヤリエ) 

これら3種類の針を使い分けていますので、針ごとに得意な状況を自分なりに説明していきます。

 

①ハニカムフック

ハニカムフックの特徴はなんといってもストレートポイント!!

と、言ってもハニカムフックは番手ごとに針先の形状が変えられていて、#4、#5はストレートポイントなのですが、#6はややポイントがねむっています。

なので、ここで言うハニカムフックとは#4、#5のことだと思ってください。

また細軸の「トーナメント」というタイプもありますが、ここでは通常のハニカムフックについて話しています。
 
で、そのハニカムフックが活きる状況は…

なんと言っても放流シチュエーション!!

例外はもちろんありますが、放流した魚はルアーをガンガン追ってくれるため、強いバイトが出やすいシチュエーションです。

強いバイトが出るということは、魚がしっかりとルアーを咥えて引っ張っていく状態だと考えられるので、ストレートポイントのハニカムフックでまずは針を刺すことを優先してみましょう。

また、放流以外でも2g近辺、もしくはそれ以上の重さのスプーンはある程度のスピードで巻いていることが多いのではないでしょうか?

スピードがあるということは魚のバイトに対してカウンター的に針を刺しやすいので、そのようなシチュエーションでもハニカムフックはオススメです。




②SP31

ハニカムフックを使っていて、掛かったのにバレてしまうときはSP31の出番です。

SP31はハニカムフックに比べてポイントがねむっているため、魚がしっかりとルアーを咥えてさえくれれば針が深く刺さって抜けにくくなります。

また、SP31のようにねむりのある針は巻きアワセでも深く掛かってくれるので、反射神経がポンコツでビシっとアワセられないわたしにはもってこいの針です。




③MKシャープ

「ここまで読んできたけど、よくわからん(怒)」

って方にオススメなのがMKシャープです!!

このMKシャープ、ハニカムフックとSP31の良いとこどりと言いますか、非常にバランスの取れた針だと思っています。

それなら「オススメはMKシャープでいいじゃん!!」って声が聞こえてきそうですが、そう単純な話ではないんです。

なぜならMKシャープを主体にしてしまうと、MKシャープで掛からなかったときに…


・ストレートポイントで刺していった方が良いのか?

・はたまたねむり針で違和感をできるだけ無くして掛けていったほうが良いのか?


このような感じで状況判断に迷ってしまうことがあるからです。

そのため、ハニカムフックを軸に考えるアングラーさんだったら「ハニカム→MK→SP」と魚が感じる違和感を徐々になくしていくようなイメージで着地点を探っていき、

逆にSP31を軸にするならば「SP→MK→ハニカム」と瞬間的に刺す力を増していくようなイメージで使い分けるのはどうでしょうか?




■まとめと余談■


ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。

これでもけっこうな文字数を削ったのですが、なかなかの長文になってしまいました💦

そして、途中触れましたが針にはポイントだけではなくゲイプなどの要素がありますので、全体の情報をカバーするとなると…

また、フックだけではなく竿の硬さ、ラインの伸び、ドラグ設定、アワセの間、アワセの強さなども考えていくとかなり難解な話になってきます。

ですので、これからはできるだけ説明する点(今回ならば針先)をしぼって、あれこれ書いていけたらと思います。

さしずめ次のテーマは…

ショートバイト(針編)なんかを考えています。




最後までお付き合いありがとうございます。

興味のある方は釣り場でより詳しく説明しますので、遠慮なく声をかけてきてください。

もちろん針以外のことでも大歓迎です!!



それではm(__)m