病気であることをようやく疑いだしたわたしは、
病院に行く前にネットを使って自分の症状を調べてみることにしました

その結果、自分の症状はうつ病に一致する部分が多く、
自分は病気であるという疑いをより一層強くしたものです

わたしがそういう事をしている間に、
母は最寄りの病院を調べてくれていました

なんと、わたしが住んでいたアパートから徒歩5分ほどの距離に
精神科・心療内科クリニックがあったのです

これまでもクリニックの前を何度も通っていたにも関わらず
不思議と健康なうちは全く目に入らなかったもので
その時になって初めて存在を知りました

当時のわたしにとって、外出は恐怖以外の何物でもありませんでしたが、
5分位ならなんとかなるかもしれないと、
病院に行くハードルが少し下がりました

とにかく今の状況を打破するには病院に行くしかないと思い、
予約の電話をかけることにしました

もちろん、ずっと引きこもっていたわたしにとっては、
電話で見ず知らずの人と会話をするというだけのことにも
とても勇気を必要としました

実際に電話をかけるまでには、
一時間くらいずっと携帯を眺めたり、
何度も無駄に電話番号を確認したりしていましたね(笑)

緊張で声が震え、聞き取りづらかったでしょうが、
とても丁寧に対応してくれて、なんとか診察予約をすることができました