唐墨作りに挑戦~。 | 骨董を愉しむ!グループ「稲ほ組」 Inaho Group ~ 組頭の骨董道~ 

骨董を愉しむ!グループ「稲ほ組」 Inaho Group ~ 組頭の骨董道~ 

普通の会社員が、骨董修行を経て定年後に61歳で骨董・古道具屋さんになったビフォー&アフターの活動記録です。
骨董・古道具好きのおぢさんが繰り広げる骨董道を面白おかしく実況中継しますぅ~(笑)。

【唐墨】

昔からやってみたかった唐墨作り。アメ横近くの「吉池」さんで、B級品の真子(ボラの卵)が破格で売られいるのをゲット~~。
デパートですと、@3,000以上します、、、。

全工程は、
①血抜き→②塩漬け→③塩抜き→④酒漬け→⑤水抜き(プレス)→⑥干し

【①血抜き 2日】
細かい毛細血管までぷちぷち~。
氷水で一晩寝かせます。この行程を怠ると生臭くなってしまうらしいので、二回おこないました。

【②塩漬け 8日】
もー、大量の粗塩で卍固めです!(笑)。水がでなくなるまで塩固め!。触るとコチコチに~。

【③塩抜き&④酒漬け 2日&2日】
数の子と同じく、呼び塩を入れて塩出しを。酒は純米酒に焼酎を配合してみました。このあたりが味の決め手になるのかなぁ??。

【⑤水抜き 2日】
なかなか良い潰れ具合?。
唐墨愛が高じて、敷板は建築現場から端材を頂き、精密に加工~。
重石は、寿司の下駄とジュースのパックに行き着きましたぁ!(笑)。

【⑥干し 10日】
朝晩取り込み、昼に表裏をひっくり返す、、、手間がかかります。
でも、飴色と同時に硬化していく様は感動的でありました。

【完成&実食】
本場のお土産と紛い物と一緒に食べ比べぇ~。

皿の盛りの順番で、
手前 : 台湾老舗の土産
中央 : 自家製
最奥 : 鱈と鮫の紛い物

紛い物には圧勝したけれど、台湾の老舗に届かずといったところですかなぁ。

上のチビの好みは自家製の勝ちぃ~。まだ、大人の味がわからんのですね(笑)。

熟成期間が足りないか?干しと冷蔵保存期間が短い?酒は老酒がよいのか??。来年の課題とします~。

これだけ手間がかかっていれば、高価な訳ですね。