「あら~ また来たのね~ 居ついちゃうんじゃない?」
「?なになに」
なんか猫の気配がしたので階下へ行ってみると
「なんかくれ」
いた。
いつものくろっぴじゃない猫
とりあえず網戸開けてみたら
逃げたけどすぐそばにスタンバイ
「なんか小さいな。まだ子猫じゃない?」
近くにいることをいいことに
写真撮りまくってたら
「なんかくれんの?」
.。oO(こっち来た!)
「うまいもん…」
このあとさらに上ってきてスマホのにおい嗅いできました
.。oO(近い…
)
「ないならいいわ」
何もないことに気付くと
サッと下へおりてしまいましたが
やはり近くでスタンバイ
「そうだ!にゃんたと対面させたらどうなるかな!」
今となってはなんでそんなこと思ったんだろうと
大反省しております
「にゃんよ、ちょっと来てみなー!」
「?」
「!」
「!」
案の定
網戸越しに大声で鳴き合いのケンカが始まりました
ふたりとも似たような声で
ぅあぉ~~~~~!! ぅ゛に゛ゃ゛ーーーーーー‼‼‼
と
物凄い声です
ゲラゲラ笑う飼い主をよそに
二匹の猫は真剣そのもの
そのうち
「おーい、くろがそっち行ったぞw」
との報告が
触るとウギャー!言うにゃんたをなんとか窓辺から遠ざけ
カーテンで見えないようにしていたら
外で猫が取っ組み合いのケンカする声が
「おれも!!」
とばかりに家の中をしっぽふくらませて
ウロウロしだすにゃんた
「見えないな」
「どこだ?おれもやるんだ!!」
「にゃんたはいいんだよ
」
とにかく外では物凄い声と何かにぶつかりながら?
取っ組み合いする音が少しの間聞こえていました
にゃんたと会わせなければ
あのキジ白猫(サバ白猫?)が
大声出すこともなく
くろっぴが駆け付けることもなかったでしょう
「…なんか、ごめん…」
近所の方もすみません
「明日は中秋の名月だって」
「しってるー」
「今日も雲多いんだけど明日見れるかね」
「しらないー」
どうか見られますように