いちばん悲しい日 | おにぎりうさぎ

おにぎりうさぎ

おにぎりうさぎとブサうさぎと甘ったれ猫、時々保護猫姉弟、新入りもじゃもじゃおんなのこうさぎと大量の植物との生活記録


2008年12月15日


おにぎりうさぎ-2008年12月15日朝のおにぎり

おにぎりとは関係ないけど、

15年共に暮らしてきた猫「ゆきな」が亡くなりました。

今月はじめくらいから、もう長くないかも、と言われていました。

あまり動かないし、寝てばかりいるし、呼びかけても反応しないことが多くて、

トイレだけはヨタヨタと行くけれど、トイレから出られなくてそのまま寝ていて

父に回収されたり。

全然食べないし。

病院には連れて行くけど、病気らしい病気はしていないと言われて、

一応水分不足や栄養不足にならないように注射だけしてもらっていました。


おーたむは衰えて弱っていくゆきなを見るのがつらいと言って

私の所へ頻繁に泊まりに来ていました。

昨日も宴会して、帰っていったばかりでした。


私も家を出てしまっていたし、

一家共働きなので、

誰もゆきなの死に目には会えませんでした。

朝、母が毛布をかけゆたんぽをそばにセットして

「行ってくるね」と声をかけたのが最後だそうです。

おそらく、そのあとすぐに亡くなったのだろうということでした。

最初に見つけたのは母で、夕方帰宅するともうゆきなは

冷たく硬くなっていたそうです。


私は、今まで生きてきた中で「後悔」というものはありませんでした。

過ぎたことなんて悔やんでもしかたが無いからです。

「まー、あの時はこうするしかなかったしね」て感じで。


でもこの日のことは、私の中で唯一絶対の後悔というか、

悔やんで悔やんで仕方のない日となりました。

原稿も明けて、本当は今日から実家へ泊まりに行く予定だったのです。

ゆきなと最後の時間をすごすつもりだったのに間に合わなかったのです。


一度だけタイムマシンで戻ってやり直せるなら、必ずこの日の朝を選択します。

ゆきなが元気なうちから、いつか死んでしまうんだっていう意識は持っていました。

だからその日がきたら、ちゃんと腕の中で死なせたいと、

旅立っていくところをきちんと見送りたいと、

飼い主のエゴですが、そんなふうに考えていたのです。

それが叶わなかったのです。

15年も居てくれたのに。


会社なんて行かないで実家へ行けばよかった。


1週間前に「自分から水も飲まなくなった」って聞いたときに

うちへ戻ればよかった。


だから、今猫(あるいは他の動物)を飼っている人には

絶対に私みたいな後悔はしてほしくないから、

伝えておきます。

自分で飲み食いできなくなったら、1週間しかありません。

何をおいてもそばにいてあげてください。

小さい動物ならもっと短いかもしれません。

うさぎは1日も持たないです。


でも、それでも、

不慮の、突然の事故や病気で大切な子を亡くした人に比べたら、

私たちは幸せな方かもしれませんね。

ちゃんと家で、天寿を全うできたのですから。


おにぎりうさぎ-ゆきなと私
よく一緒に居眠りしました



またおにぎりとの2ショットが見られるかと思っていたのですが・・・