被災地ボランティア | RICE☆CLOVER

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今日という1日に感謝♫
(((o(*゚▽゚*)o)))♡

先日、娘(大学生)が東北へボランティアへ行ってきました。
その話を
やっと聞かせてくれました。
家からの最寄り駅付近から、バスを出してくれてボランティアへ行ってる人達がいる。
それを知り、それならば都会まで出なくとも済む。ありがたい。
学生にとりましては、都会まで電車で出る往復の交通費も、結構イタいそうで。
それが、すぐ近くからバスを出してもらえているならば、春休みだし、ボランティアに行くしかない!行きたい!今行かないと、いつ行ける?
そんな思いで申し込みしたそうです。

夜に出発し、翌朝現地へ着いて、お掃除とお手伝いをし、
仮設住宅へ訪問し、夜中に家へ帰ってきました。

初めてみる被災地。
さら地で、、、。ガレキは積み上げられていたそうです。
「ここは全部住宅地だったんですよ」
リーダーの方の言葉をきいて、こわくなってしまったそうです。
津波の恐ろしさ…テレビで見ていたけれど、やっぱりこわい。
ボランティアのリーダーのかたは、自営業を営んでいます。
仕事用にちょうどお買い得価格でマイクロバスを購入なさったそうですが。
買った直後に震災があったそうです。
震災後にすぐにそのバスで被災地へ向かわれました。
何かお役に立てる事はないかと、何回も足を運んだそうです。
最初は受け入れてもらえなかったり、何をどうお手伝いしたらよいか、ずいぶん、試行錯誤だったそうです。
そして、だんだん、定期的に足を運ぶことにより、出来る事も増えてきて、ボランティアを募り、参加できる人を連れていくようになったそうです。
そんなに頑張ってくれてる人が近くにいたなんて、何も調べもしてなかった。
私は何をしてたんだろう。。。
娘がバスから見る景色は、現実とは思えなくて、本当に日本なのかな、と思ってしまい、何も考えられなかったそうです。
海の近くの公共の施設…津波で骨組みだけになってしまっている…テレビで見たことのある、あの建物だ…。
本当にあの場所なんだ…

お掃除とお手伝いをして…仮設住宅へ向かいました。
アポなしで訪問したそうです。
受け入れてもらえないお宅、警戒してあまり話してもらえないお宅もあり…。
「そりゃそうだよね、初めてきて、アポなしで、ボランティアのものです、って言われたってすぐに何でも話してもらえるわけじゃないよね」そう思いながら。そんななか、一軒のお宅へおじゃまする事が出来たそうです。
おばあちゃんがひとりで住んでる様子で、お孫さんらしき子が、おばあちゃんちと隣の家を出たり入ったりしていました。
どうやらお隣がお孫ちゃんの家らしい。
おばあちゃんちへ入ってきてゲームをしていたそうです。
そのゲームをしている様子を見て、普通の子供と同じようにゲームしてるように見えて、ちょっと安心したそうです。子供は遊ぶものを持っているのだろうか、と心配だったそうで。
ふと部屋の奥に目がいき、写真が飾ってあるのを見つけたそうです。
写真は二枚。
おばあちゃんの旦那さん(おじいちゃん)と息子さんだという事がすぐにわかったそうです。
「その写真がね、ボロボロだったんだよ」
娘は泣きながら話してくれました。
「家族、亡くなってて…写真も…やっとさがして、みつかったものなんだよね…、ちゃんとしたお仏壇があるわけでもなくてさ…」
一瞬にして感じた事を話してくれて、今まで言葉に出来なかった思いが、吹き出してきたみたいでした…。
「それでも、普通に会話してくれて、頑張って生きてて…」
ボロボロと泣きながら話すうちに娘は、言葉にならず、何か我慢してたものが飛び出すみたいにワンワン泣いてました。
私もボロボロに泣きました。

聞くのと見るのとでは大違い。
何も言葉になりませんでした。

色々なものを見てきて、きっとその事が、一番つきささったんだと思います。
だけど、あたりさわりない震災に関する話をしてきて…それしか出来なかったって。
そして、
また次に行く時には、また同じ場所にボランティアへ行けるといいなと言ってました。
「もっと心でつながりたい」
娘が言ってました。
ちょっと大きくなれたのかな。少し頼もしさを感じました。

私、いつもナオトが震災に関する記事をブログでアップしてくれると、自分の想いを精一杯コメントしてきたけれど、何も見てもいない体験していないで、ずいぶんえらそうな事、言ってきた気がする。
恥ずかしくなりました。

ナオトがいつも石巻へ行き、漁師さん達のお手伝いや、小学校を訪問して子ども達と遊んでくるのは、
今回ボランティアへ行ったうちの娘と同じような「心のつながり」とゆう気持ちがあるのかな。
つながりを大事に、それを太くしたい気持ちがあるのかな、と思った。
会えて、つながれた人達を本当に大切に思っているから、何回も足を運んで、感じた事を知らせてくれるんだと思います。

私も、本当に支えになれて、心を軽くしてあげる事が出来たら…
本当にできたらいいな。
私自身、今回感じた事を忘れないように、ここにブログに書いておこうと思いました。