北陸農政局長との意見交換会。 | 福井県 ゆっちのコメマメ話

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田んぼでお米を作るという事は、日本の環境を守る事。
水田の水は、地下水や川の水となり私達に大切な水を提供してくれます。

平成20年2月に夫婦で、㈱田川農産を設立。
汗を流して、従業員達と米を作る喜び尊さ。農業は最高!!
お米農家の嫁、ゆっちのブログです。

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さて、

5月11日(金)のことですが

印藤北陸農政局長との意見交換会が

(株)田川農産事務所にて行われました。

 

北陸農政局管轄

(新潟県、富山県、石川県、福井県)の農家の中から

福井県の(株)田川農産を意見交換会先の農家として

選んでいただいたこと、

大変光栄に感じます。

 

 

 

 

印藤北陸農政局長を始め、

北陸農政局平岩所長、橋本福井支局長、

九頭竜事業所からも数名お見えになりました。

 

(株)田川農産は

福井県が認定しているメガファーム

(100ヘクタール規模で米、麦、大豆、ソバの栽培)ですが、

条件の悪い圃場や遠方圃場も多いなかでの

規模拡大への苦労話。

 

他集落(12~13集落)にまたがる栽培は

集落ごとに、

農地保全のやり方に温度差があり

それぞれの集落の考えや思いに合わせ

良好な関係を保ちながら耕作の実行話。

 

見る人が見ればわかる、

社長や従業員たちの、きれいで早い仕事ぶりに

年々増える耕作面積。

平成20年2月に法人化を図った弊社も

今年は11周年を迎え

若くて有能な人材を確保するために

安心して働ける職場の環境。

 

ざっと、(株)田川農産の特徴として

①地元集落以外での規模拡大でメガファーム化。

②他集落での耕作で、地域地域に合わせた農地保全のやり方で営農を続ける。

③法人化して経営を安定させ、有能な若手の採用と確保。

の三点をメインとした意見交換会となりました。

 

優良な農地ばかり集積して

メガファームという規模になったわけではなく

近場の農地の集積で

メガファームになったわけでもない。

 

イノシシやシカの被害を受ける田んぼや

水事情の悪い田んぼも多く

思うように作物が収穫できない圃場でも、

地域との繋がりで

農地を守り続けているという思いも伝わったと思います。

 

 

当日の話し合いには

(株)田川農産の新メンバー2名

(娘と高卒男子)にも参加してもらいました。

 

今年度は初めて

男子高校生(福井農林高校卒業)を採用しました。

北陸農政局長からの

「おうちの方に、就農に対して何か言われませんでしたか?」

という質問が、すごく私の心にのこり

「本人の意思に任せてくれています。」と、いう新人くんの

回答にほっとしたこと、今も忘れません。

 

実際、

福井県内で農業系の学校で農業を学んでも

受け皿が少ないのが現状で

ましてや、

安定的な生活を送れるとは思われていない農業を

将来の仕事として選択する子供も

そして親も少ないと思う。

 

私は娘に、

少しずつ農業に携わってもらうつもりでいますが・・・。

 

 

 

意見交換会、

最後は長年続けているSNSで

農作業の様子を発信しながら

農業のイメージアップに力をいれていることと

大規模農家ではありますが

お米直売への工夫と努力を

述べさせていただき、

無事に終了しました。

 

みなさまに、

熱心に話を聞いていただき

たくさんメモを取っていただいた様子に

大変うれしく感じました。

 

濃く熱~い時間となった意見交換会。

大変貴重な機会を頂きましたこと

感謝致します。

 

北陸農政局のみなさま、

ありがとうございました。