いつもご覧いただきありがとうございます
このブログは2011年に
下咽頭がん及び食道がんを発症し
2022年に喉頭全摘出した夫の闘病の過程と
その後の生活の記録です。
【これまでの夫の病歴】
2011年 下咽頭〜食道がん発症2013年 悪性リンパ腫
2017年 下咽頭がん再発
2018年2月 放射線治療の後遺症による
軟骨壊死
4月 誤嚥性肺炎
10月 心筋梗塞
2022年 下咽頭がん再々発
4月 喉頭全摘出
久しぶりの投稿になってしまいました。
いろいろな事情のもと
昨年末に私の母との同居話が持ち上がり
母の引越しの準備に追われておりました
母は物を捨てることができない性分で
分からないことはなんでも人任せ。
溢れかえる実家の荷物の処分と
引越しの手続き等で
発狂しそうな日々を送り
約10ヵ月間の引越し騒動の末
やっと母を我が家へ迎えた途端
娘が2回目のコロナウイルスに感染
もれなく私も娘から2回目のコロナを頂き
幸いなことにやっと
ブログを開く時間ができました
𓈒𓂂 𓇢 𓈒𓏸𓂃𓂂𓈒𓏸𓐍 𓇢 𓐍 𓏸 𓈒𓂂𓂃 𓏸 𓈒 𓇢 𓂂𓈒
さてさて。
時は遡り、2022年4月に喉頭を全摘出した夫は
その2ヵ月後に身体障害者手帳の申請をしました。
思えばこの申請が夫の代わりに私が通訳をした
初めての経験だったかもしれません。
夫の障害分類は
・音声・言語・そしゃく障害
等級は3級。
身体障害者手帳が交付されると
住んでいる市区町村のいろいろなサービスを
受けることができます。
例えば我が家の地区では
障害者福祉手当の支給や税金の助成
タクシー乗車料金割引
バスや地下鉄の無料乗車券など
受けられるサービスは
各地区町村や障害の等級によっても違います。
その際に一緒に頂いたこちらのストラップ
バッジ同様に障害を持っていることが
このストラップで分かります。
裏には住所、氏名の記入欄があり
緊急時には身分を特定することができます。
私も夫が身体障害者手帳を交付されるまでは
このマークの存在を知りませでした。
けれど気付けば駅や街中でも
付けてる人を見かけますし
先日聴覚障害を題材にした映画を
観に行った際もこちらのストラップを
付けている方が多くいらっしゃいました。
ただ夫はこのストラップを携帯していなくても
外出先でのいろいろな場面で
喋れないとわかった時に
「えっ?」というような顔をされたことは
私の知る限りではまだありません。
体に障害を持つということは
これからの人生
本人はもちろんのこと家族にも
不安はいかばかりかです。
けれど自分の身近なことになってみて
改めて感じているのは
今は障害を持つ方への理解が
本当に大きく広まっていて
まさに多様性の時代に近付きつつあるように
思います。
私が子どもの頃はもっと
差別や偏見があったけれど
今の世の中は思っていた以上に優しいです