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ree_co✩.*˚です
2013年 悪性リンパ腫
2017年 下咽頭がん再発
2018年2月 放射線治療の後遺症による
軟骨壊死
4月 誤嚥性肺炎
10月 心筋梗塞
2022年 下咽頭がん再々発
4月 喉頭全摘出
2022年4月
喉頭全摘出後
声に関することは
夫からも何も知らせてはこなかったし
私からもあえては聞きませんでした。
むしろ聞けないというのが
本当のところです。
けれと輸血が終わり
やっと回復の兆しが見え始めた頃
『喉を取ると全く声が出ないのかと思ったら
少しは出るのね。
吐息のような微かな音だけど
「はい」 とか「そう」「違う」とか
簡単な単語なら看護師さんにも通じる』
とLINEがありました。
私も訓練なしでは声は出ないものだと
思っていたので
既に看護師さんと意思疎通が
取れているというのには驚きました。
手術直後は文字盤を使っていたそうですが
その後返事ができない時は筆談。
毎日聞かれることは大体同じなので
予めスマホのメモ機能に
『朝』『昼』『夜』
『体調は変わりない』
『便が出ました』
『痛い』
などの文を複数打ち込んでおいて
指を指して答えたりもしているそう。
ある日声を録音したボイスメッセージも
送られてきましたが
ガサガサと言う音のみで
やはり聞き取ることはできませんでした。
『喉に穴が開くのは嫌だったけど
開けてしまったら案外慣れるもんだ。
ガーゼやストールをすれば
周りからも見えないし
それよりも呼吸が楽なのが嬉しい。』
夫にすれば声が出せないこと
喉に永久気管孔が開くことよりも
普通に呼吸ができることの方が
勝っているようでした。
そして
『もっと早く
手術すればよかった。』
と。
声が出せない煩わしさや虚しさは
本人しかわからず
家族でさえ触れることは難しい。
この手術は正解だったのか
落ち込んでいないか
絶望していないか
あらゆる心配はしても
掛ける言葉も見つからず
ただ気持ちを受け止めるだけ。
声を残すことを選択したことで
何年も苦しい思いをして
重い決断と大変な手術を乗り越えた
夫自身からのこの言葉を見た時には
本当に救われた思いがしたのです。
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