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2013年9月から始まった夫の
『悪性リンパ腫』の抗がん剤治療
脱毛以外は殆ど副作用がなかったものの
治療も後半に差し掛かった頃
突然、夫の嗅覚に変化が現れました👃
夫は『立ち食い蕎麦』愛好家。
「通勤電車でトイレに行きたくなるから。」
と家ではあまり朝食をとらず
会社の最寄り駅に着いてから
立ち食い蕎麦を食べることが多いのですが
その蕎麦の匂いがダメになったのです
蕎麦なのか蕎麦つゆの匂いなのか
店先から流れてくる匂いを嗅ぐだけで
気持ち悪くなると言うのです
うどんは大丈夫なのに蕎麦は
不思議なものです
蕎麦への苦手感は治療が終わってからも
半年間くらいはありました。
また抗がん剤の薬液にも臭いがあると
言うようになり、その臭いも苦手になり
投与の日は昼食用に作っていたお弁当も
食べなくなりました
他には軽い手指の痺れ。
これも治療後半には多少感じていたようで
酷くはないものの地味に煩わしそうでした
それでも寝込んだり入院したりせず
仕事に通える、食事も摂れる、家族と過ごせる
副作用が出るということは
薬が効いているということ
そう前向きに信じながら3ヶ月間を過ごし
この年の12月、夫は6クールの抗がん剤治療を
終えたのでした。
つづく